スポーツ

2021年8月 9日 (月)

アスリートファーストの五輪だった

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紆余曲折を経た東京オリンピック2020が終了した。日本は過去最多のメダル獲得数となり、開催国としての面目を保ったといえる。ただ、開催前にメダル確実と思われた選手が続々と予選落ちでノーメダルとなった事実も忘れてはいけない。バトミントンの桃田選手、陸上の多田選手、体操の内村選手、テニスの大阪選手、水泳の荻野選手や瀬戸選手などなど。プレッシャーに弱い日本人アスリートの体質は、未だに変わっていないとも言えよう。3年後のパリ大会に向けて、勝って兜の緒を締めなければならない。
元々コロナ禍で強行されたオリンピックなので、興行的なものは最初から諦めていたも同然だ。それも無観客なので、今回のオリンピックはアスリートのために開催されたと言っても過言ではない。選手を起用した企業CMもほとんど無かった等しい。しかし、テレビの画面を通じて、我々はアスリートから大いに元気を貰った。アスリートの躍動は、コロナ禍でもいささかも衰えておらず、この点が「開催して良かった」という気持ちになれる唯一の源泉だった。それ以上でも以下でもない。
大会関係者の新型コロナウイルス感染者数は累計で430人と予想以上にかなりの数になった。地方から警備のために参加した機動隊員などにも感染者が出ていて、やはり首都圏滞在は相当な感染リスクなのだと思い知らされた。それでも東京都の市中で毎日4千人、陽性率20%の感染が起きていることと比較すれば、かなり安全な運営だったと言える。正に選手も関係者も世間から完全隔離状態だった。
正直オリンピックが終わってしまうと、コロナ不況という現実に直面することになる。ワクチン接種は遅いながらも進んでいるが、どうもウイルスの変異の方も進んでいて、2回のワクチン接種だけでは流行を完全に押さえ込むことは難しそうだ。

2021年8月 1日 (日)

オリンピックの政治利用・プロパガンダにしくじった「とある国」

Wowkorea
画像はWOWKOREAより

とある国というより、「韓国」と言ってしまった方がいいだろう。当初は南北朝鮮で東京オリンピックに乗り込んで、統一ムードをブリブリ振りまこうとしたが、北朝鮮が早々にオリンピック不参加を表明してしまったので、その作戦は不発。次は日韓首脳会談で日本との懸案を一括して解決して外交交渉能力や統治能力をアピールしようとしたが、残り任期1年を切ってレームダック化している左翼政権と交渉する意味がない日本から肩透かしを食らってこれも不発。

そうなると、国民向けの常套手段である反日プロパガンダ、世界向けのネガティヴキャンペーンしか残っていないということで、難癖、あら探しに方針転換となった。その1発目は選手村横断幕による攻撃である。「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っています」と豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に海戦で対峙し、「抗日の英雄」として知られる李舜臣将軍の言葉を連想させるメッセージを掲げていた。しかし、IOCは「政治的な宣伝を禁じる五輪憲章第50条に違反する」と撤去を要請。IOCのバッハ会長も、「選手村は選手たちが分断をあおるようなメッセージにさらされることなく、平和に過ごせるよう、守られた場所のひとつである」とコメントした。正に1発目の攻撃があっさり不発となったのだ。

そもそも李舜臣とは何者かと言えば、豊臣秀吉による朝鮮出兵時に、水軍で戦った朝鮮軍の英雄である。しかし、戦績としては、巨済島周辺の局地戦でいくつかの日本軍を撃退した程度で、他は朝鮮王朝内部の政争に巻き込まれるばかりで、最終的には戦績を挙げようとして臨んだ日本軍撤退の封鎖策において、島津軍の攻撃で戦死した。結果だけみれば、朝鮮王朝内の一武闘派将軍ということであって、朝鮮出兵の撤退とは何の関係もないのだ。

次には福島県産食材が放射能まみれだとして選手村での食事を拒否して、ホテルを借り上げて韓国産食材を持ち込んでの給食センター立ち上げまでやっていた。しかし、その放射能チェックで空間線量を計測する簡易装置をテレビの前で振りかざしていたが、その装置で食品の放射能汚染を正確に測定できるはずもなく、本当に安全と断定できるのかという突っ込みもあったりして、しまいには韓国からの参加者が選手村の食堂で食事を食べて「おいしい」とSNSで流れて入るのがバレてしまって、韓国国内でさえ、「これって意味があるのか?」「税金の無駄使い」という醜態を晒してしまった。

しかし、この国は全然懲りていないだろう。要は「下手な難癖も数打ちゃあたる」方式でやってきているので、いくらしくじっても何度でもやってくる。だから、それが確実にブーメランになって自分たちに突き刺さるように、韓国のアホくさいネガティブキャンペーンを世界のメディアが正確に伝えて欲しいものだ。

2021年7月25日 (日)

「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にかかる開会式及び閉会式制作等業務委託」は最大130億円支払われる可能性がある

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TBSの番組で、ビートたけしが以下のように開会式にクレームを言っていたが、慶もその通りだと思った。

 

「きのうの開会式、面白かったですね。ずいぶん寝ちゃいましたよ」「驚きました。金返してほしいですよね。税金からいくらか出ているだろうから、金返せよ。外国に恥ずかしくて行けないよ」

 

確かにアレでは外国からお笑いものだ。特にひどいのは、開会式の生中継をはしょるようにやたらとビデオメッセージで繋いでいたが、制作費を安くするための常套手段であることは誰の目にも明らかであって、あんなので繋ぐのは意味がないではないか。

そこで、慶の方でいくらかかっているか調べてみた。ちゃんとネットに情報が出ている。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にかかる各種の発注関係はこのサイトに結果が貼ってある
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/organising-committee/procurement-tender/

 

オリパラの開会式及び閉会式については、以下のように入札結果が出ている。

「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にかかる開会式及び閉会式制作等業務委託」に係るプロポーザル方式による選定の結果について(2018年5月29日)
最終審査日時:2017年11月6日(月)
契約者:株式会社電通
契約金額:立候補ファイルの金額を参考として、今後事業費を精査する。後日公表予定。
契約期間:2017年12月1日から2020年12月31日まで
選定理由:
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にかかる 開会式及び閉会式制作等業務委託」事業者選定実施要領に基づき、審査委員会において総合的に評価した結果、株式会社 電通の提案書が他者よりも優位と認められたため。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/nfmec03jcakypdc3rksw.pdf

この段階では具体的な金額をネット上では確認できない。要するに中身に応じて契約金額を微調整する総合評価方式による入札だったと思われる。その後、内容が固まった段階で、2019年5月28日の理事会審議用に電通が提出したと思われるプレゼン資料(題名:開会式・閉会式の制作等業務委託契約の変更について)があり、「株式会社電通と締結している開会式・閉会式の制作等業務委託契約の 「契約金額上限額」の変更について承認頂きたい」とある。引き上げ理由は以下の4つの理由による

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(1)変更の必要性
• 現在の上限額は、2020年大会の立候補ファイルで提示した金額を設定
•このたび、演出企画の骨子が固まったため、必要な事業費を骨子に基づいて概算したところ、現行の上限額を超過する見込み
• 東京らしさ、日本らしさを表現する演出内容案の具現化を可能とするため、上限額を増額させて頂きたい
• ただし、組織委員会の厳しい財政状況に鑑みて、他の大会と比べ低い水準での上限額の設定と致したい

 

コレを確認すると、元の入札に入れた契約金額が91億円(入札は4社参加)、変更後は130億円と出ている。91億円で応札して、実際は金額を143%も引き上げてきた訳だ。まずこの点が税金支出の点から問題である。しかも、わざわざ他の大会で使われた費用よりまだ安いですよという資料までつけてである。いやらしい手口である。こういうのを世間では「後出しジャンケン」、あるいは「ゴールポストを動かす」と言う。いずれにしても、オリパラ開閉会式には最大130億円かかりますということになっている。その後、新型コロナウイルスによる延期や内容の変更があったので、最終的に支払い額がいくらになった(なる)のかはネット上では確認できない。

入札時は野村萬斎氏を東京2020総合、山崎貴氏をオリンピック担当、 佐々木宏氏(ブタ演出問題で辞任)をパラリンピック担当とする4式典の演出企画の実施体制を発表し、いずれも現代日本を代表するクリエーターであり、体制的には申し分ないと思わせたが、どうもこれは契約を取るための名義貸しであって、実際は日置貴之氏を総合プロディーサーとする五輪開閉会式クリエーティブチームなる孫組織が仕切っていたようだ。

具体的には、「スポーツブランディングジャパン株式会社」なる、電通と博報堂からスピンオフした人材が作った会社で、スポーツブランディングとか言っているが、要するに個人がやっているコンサルティング会社のことだ。式典のプロデューサーチーム30人超を統括する日置貴之氏のインタビューが以下に掲載されている。ここで、今回辞任や解任劇となった五輪開閉会式のクリエーティブチームに含まれる、元お笑いコンビ「ラーメンズ」で演出家の小林賢太郎氏、作曲家の小山田圭吾氏らの起用が示されている。
↓日刊スポーツのインタビュー記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/af580b7d866ab5e89b553cbd4c5cb4818593bcfa

 

ここまでみてきて、金の動きがだいたい分かってきた。電通は野村萬斎氏と山崎貴氏の名前を借りて最大130億円の契約を勝ち取り、これを中抜きして広告代理店をスピンオフした実績不十分な個人会社に丸投げしたということではないか。デーブスペクターが「一体いくら中抜きしたんだ」とツイートしているように、元々十分用意されていた多額の制作費が電通本社で中抜きされて、スカスカの開会式になってしまった可能性が高い。そうであれば、閉会式も中抜きされて金がないので、全く期待できないだろう。この手のイベントは事前に内容が漏れるとサプライズ感がないので秘密裏に行われるが、逆にそのことが杜撰な運営を見逃してしまう温床にもなりかねないということなのだろう。あれだけ安上がりでひどい開会式をやられて、日本国民のプライドが完全に傷つけられた。なにより、五輪開閉会式のクリエーティブチームの選定がいかに杜撰だったかは、直前の辞任・解任劇で既に証明済みだ。野党やマスコミは、もっとこの130億円の行方について、徹底追求すべきである。

2021年7月24日 (土)

東京オリンピック2020開会式を観た感想

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最初に結論だけ書くと「しょぼい」ということになる。
ネットにコメントを流し続けているひろゆき氏も「安上がり」とこき下ろしている。
しかし、今の日本の国力とコロナ禍のまっただ中で自粛モードを求められ、観客となるべき国民も疲れていることを考えると、これが精一杯なのだろうか。何か釈然としない。
なにせ無観客の開会式である。入場する選手は映し出されるモニターに向かって手を振っており、テレビで中継される自国向けのパフォーマンスに終始していた。盛り上がる筈がないのだが、ガラガラのスタンドが、それほどガラガラには見えない。シートの色を細かく色分けされている関係で、遠目には観客がいっぱい入って居るように見えるのだ。もちろん、よく見れば誰も座っていないが、テレビの引いた画面上はそれほどガラガラ感がない。これはコロナ禍を見越していた訳でなく、最初の設計時からそうだったのだが、これが幸いした。おそらく採用した人は内輪で大絶賛されているだろうし、このデザインは世界中の競技場やコンサートホールに広がるきっかけを作っただろう。しかし、これは開会式の運営とは別の工夫で実現したものである。
数少ないサプライズとしては、入場行進曲がゲームのテーマ曲ばかりだったこと、空中にキラキラと浮かぶエンブレムと立体的な地球儀が美しかったことぐらいだろう。ほか、MISIAの素晴らしい歌唱力、聖火の点火で長島茂雄が松井に支えられて必死に歩いていたこと、トリの大阪なおみがクレオパトラのような髪型で出てきて美しく点火したことぐらいだろう。
とにかく、過去の大会の演出に比べればインパクトに欠けた。意味不明のダンスが多すぎてつまらない。海老蔵とピアノの組み合わせはさっぱり分からなかった。ピクトグラムのパントマイムも低予算で時間稼ぎしているだけのベタな演出で観ていて苦しかった(逆にベタ過ぎて面白ろかったという意見もあり)。何より、ジョンレノンのイマジンを合唱するのは良いのだが、会場でやらずに予め録画されたビデオで繋ぐのは臨場感がないし、そもそも、なぜアジアからミュージシャンが参加していないのか。これは大失態である。日本開催なのだから、運営者の資質を問われる。さらに、バッハのスピーチは長すぎた。
開会式でこれなので、閉会式はさらに地味なのだろうか。もちろん閉会式だから派手にする必要はないのだが、もうちょいサプライズを盛り込んで欲しいものだ。しかし、繰り返しになるが、釈然としない。 

2021年7月23日 (金)

ボロボロで迎えた東京オリンピック2020

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開催が危ぶまれていた東京オリンピック2020。ついに開催されることとなり、既に各種予選も始まった。
IOCは放映権欲しさに、東京都と日本政府はメンツのため、ゴリ押ししている。感染症対策と五輪を完全に別物と割り切っており、そこにコロナで苦しんでいる国民感情というものは一切反映されていない。
慶も半年前に、延期された東京オリンピックが開催されるためには、解決すべき5つの条件があると述べた。
http://izumiyayoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-864316.html
1.有効なワクチンや治療薬が開発されること
2.東京が新型コロナウイルスのホットスポットでなくなること
3.財政的余力とスポンサーの協力
4.第3波が来年6月までには収束していること
5.オリンピックを完全な形で開催する
この5条件を検証すると、1.はワクチンだけ開発されたが、治療薬はいまだに有効なものがない。ワクチンも国民への接種は間に合わなかった。2.は全然ダメだった。全く進展なしである。3.はトヨタがCMを降りたのが象徴的でスポンサーも後向きになった。4.は夢物語で、オリンピックが第5波の真っ最中という最悪の事態になっている。これはIOCのコーツ氏が、東京に非常事態宣言が出ても何も関係ないと言い放ったために、条件ではなくなったものだ。それだけIOCは放映権料が欲しいのだ。5.は無観客で情けない大会になる。延期の時に安倍総理が完全な形で必ずやると言っていたが、嘘つきだったというのが良く分かる。いずれにしても、これだけ不完全な形で開催されるオリンピックも珍しいだろう。
まだ開会していないのに、大会関係者や選手からも陽性者が出ていて、選手村がクリーンということはない。オリンピック開催に疑義を呈した記者の質問に対して、「感染対策に万全を期して臨む」とオウム返し答弁しかできなかった管総理の言葉が虚しく響く。

目の前にある五輪は、もはや平和の祭典ではなく、すべてが歪んでおり、「開催すること自体が自己目的化されたイベント」という感じだ。すべてうまく行っていないのはまるで新型コロナウイルスのように思われているが、そもそもスキャンダルだらけだった。

メインスタジアムの過剰積算による入札のやり替え、デザイナーの佐野研二郎氏の東京五輪エンブレム盗作騒動、組織委員会の前会長・森喜朗氏の女性蔑視発言、開閉会式の企画、演出を担当していたクリエーティブディレクターの佐々木宏氏による、渡辺直美を起用した「ブタ演出案」、直前に小山田問題による辞任、ユダヤ人やゆ発言による解任などなど。本当に騒動に次ぐ騒動の繰り返しだったこの五輪。

それにしても、なぜに日本人はオリンピックに浮かれていたのだろうか。おそらく57年前の東京オリンピックがあまりに成功したため、その成功体験が何か幻想のように強固に存在していて、止めるに止めれない状況が続き、これが結果的に無理強い開催の唯一のモチベーションとなってしまったと言える。まるで止まらない公共事業のようだ。元々盛り上がっていたインバウンド効果にオリンピックをブースターとして開催することで景気回復を狙っていた人たちは、コロナで完全敗戦を食らった訳だ。何事も一寸先は闇と言うが、結局のところは一本足打法で決め打ちしていたところの虚を突かれただけのことだ。慶など、新型コロナによるパンデミックがなくてもオリンピックのせいで地方の公共工事の工期が遅れたり資材価格が高くなって出費が増えて景気のマイナス効果があった。東京周辺でしかやられないイベントが地方に経済効果をもたらすことは基本ありえないので、政府と東京都だけで企む無駄な大会だと思っていた。

あとは勝手にやってちょうだい、無駄な税金は使わないでねという感じだ。それでも自国開催でメダルががっぽり取れるなら、拍手してやろう。

2021年7月18日 (日)

インド変異株の猛威とオリンピック推進のチキンレース

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春の新型コロナウイルス第4波でバタバタした日本。6月20日に非常事態宣言を解除したが、解除直後から感染者のリバウンドが始まった。毎週1.2~1.3倍のペースである。これは非常事態宣言が解除される前から、専門家が示した数値シミュレーションで予測されていたことである。そのシミュレーションに従えば、東京オリンピックが開催される7月末には、東京での感染者数が2000人ぐらいになり、第5波の中でのオリンピック開催となりそうだ。当然だが、イベントと感染症対策のどっちが大事なのかという命題がメディアで示される。これで日本人メダリストが続出すれば「勝てば官軍」状態だが、そうでなければ、批判は政権与党、管総理へ向かうだろう。
まずそうなったとして、冷静に今後を展望する。現在65才以上へのワクチン接種が進んでおり、仮に感染拡大が起きたとしても、死亡率の高い高齢者世代はワクチン接種による免疫増強で命を落とすことはないだろう。そうなると、中高年、いわゆる40台、50台のワクチン接種は第5波の最中もほぼゼロに近いだろうから、この世代がどの程度の影響を受けるかがポイントだ。インド変異株(デルタ株)は感染性が非常に高いとともに、アジア人のコロナウイルスに対して持っている免疫をかいくぐる性質があるとみられている。そうなると、これまで重症化率、致死率がそれほど高くなかった40台、50台の世代の重症化率がどうなるかがポイントとなる。こればかりは、もう少し様子をみないと分からないそうだが、状況証拠的には重症化率が下がったり変わらないという予測はない。もし40台、50台でも重症化率や死亡率が上昇するとなれば、これは悲惨な結果を招く。おそらくオリンピックの最中に働き盛り世代の死亡者が増えて、政権与党は大批判を受けるだろう。政権与党は大博打に打って出たと言っても過言ではない。
慶は地方暮らしだし、電車通勤もしていない。オリンピックを東京で観戦する予定もないので、別に首都圏中心に感染拡大が起きても人ごとだ。ワクチン接種が大きく遅れて冬になっても一向にかまわない。もうある程度ウイルスを吸い込むリスクを避ける術を会得している。いや、これから第5波が発生するとしても、これは最後の波だ。冬にはほとんどの国民がワクチン接種を済ませ、重症化リスクは消散してしまい、元の普通の生活に戻れる。出口が見えていると言っても良い。
長かった新型コロナウイルスによるパンデミックも、2年弱で終息しそうで、今後はアフターコロナのリスタートのことしか頭にない。アフターコロナのことを考えた時に、今の自民党・公明党のコンビがアフターコロナの日本の政治や経済を取り回す資格があるのかどうか、選挙で真を問うしかない。

2021年7月10日 (土)

もう誰も大谷を止めることができない

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大谷が止まらない(止められない)。6月はホームランを13本も叩きだして月間MVPに選出された。本日も第33号、141m弾と暴れ放題だ。ホームランダービートップ争いをやっている訳で、当然相手投手も徹底して厳しいコースを狙っている。アウトコースに落ちるチェンジアップやスピリット、インコースのストレートやカーブなど。しかし、大谷もたいしたもので、ボール球にはなかなか手を出さない。スラッガーによくある、悪玉打ちではないのである。元ニューヨーク・ヤンキース投手で、現在は地元の解説者をやっているデービッド・コーン氏(58)は、大谷の活躍を手放しで褒めたうえで、「私たちは長期的な視野で物を見ることに集中してしまいがちだが、今を重視することも大切。たとえ長くはできなかったとしても、今を大事にして、他の誰にもできないことに挑むことは素晴らしいことだ。」と、大谷のチャレンジャー精神をたたえている。そう、今の大谷は、野球史が始まったころは割と見られた二刀流を、この分業化した現代MLBでやってのけているのである。
現在本塁打争いをやっているゲレーロJrだが、確かに化け物のような体格で軽々とボールをスタンドへ運んでいるが、そいつは守備もできないし当然投手は無理だ。何より悪玉打ちだし、走るのもとろい。だから守備は1塁ベースに突っ立っているだけ。大谷とは、やっていることのレベルが全然違うのだ。比較にもならない。二刀流をやっている選手を、バッティングだけ、ピッチングだけ切り取って比較するのはおかしいことだが、これがおかしいという認識もMLBにはなかった。だって、そんな選手誰も見たことがないからだ。
今季の大谷を見ていると、明らかにバッティングスタイルが変わっていることが良く分かる。右足を前に出して軽く爪先立ちの状態で重心を左足におき、ボールが近づいて来るとギリギリまで球筋を見極めたのち、インパクトの瞬間に重心を移動させながら右足へ少し移動しつつ、ほぼノーステップで凄まじいスピードでバットを「ブルン」と短半径で高速スイングさせている。体に近いところでボールを打ち返しているのだ。だから横からみると完全にゴルフのフォロースイングと同じになっている。こういう打ち方は筋力がないとできない芸当だ。実際、テレビで見る大谷は肩幅が広く、筋肉トレーニング効果が出ているのが良く分かる。
MLBのスラッガーは皆大谷以上の筋肉の塊ばかりなので、足を広げたまま上半身の移動だけでスタンドへ運ぶことがある。その方が重心がブレないし、ギリギリまで待って、いろんな球種に対応できる時間的な余裕があるからだ。典型的なのは通算585本塁打を放ったマーク・マグワイヤである。彼もパッと見た目は違うが横から見ると体重移動やスイングの仕方が大谷そっくりである。誰もが憧れるメジャリーガーだが、ドーピングで鍛えられた筋肉だったことが分かり、その評価は分かれている。
大谷をいくらつついても、ドーピングも何も出てこない。正真正銘の実力だ。今はバッティングを注目されているが、ピッチングもそこそこ数字を残して欲しい。ヤンキースで攻略されてボロボロになったが、その後の登板では熟練したピッチャーのように緩急を使って相手打線を翻弄していた。そう、別に剛速球で討ち取らねばならない訳ではない。切り札のスピリットは少なめにして体力を温存して、打たせて取るピッチングでも十分だ。

2021年6月23日 (水)

まるで夢を見ているような大谷の活躍

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MLB公式サイトより

 

2021年6月。東京オリンピック開催1ヶ月前ということで、本来ならテレビも新聞も雑誌も、東京オリンピック一色になるところだったろう。しかし、新型コロナウイルス対策をおざなりにした政治家のせいで、国民へのワクチン接種が諸外国に比べて大幅に遅れてしまった。結局国民の命と健康とオリンピックのどっちが大事なのかという天秤にかけられる状態になってしまい、今ではオリンピックモードは全然ない。コロナがなければ、今頃テレビCMは、東日本大震災の時のポポポポ~ンCM(https://www.youtube.com/watch?v=EsRm78ZSOgc )同様、エネゴリ君と吉田羊のコンビが30分おきに登場していたことだろう。もしそうだったとしたら、慶などは反吐が出てテレビの電源を切っていただろうから、それが無いだけでもありがたい。

その一方で、海の向こう、アメリカでは1人の若い日本人サムライの活躍で大盛り上がりになってきたようだ。そう、大谷翔平である。MLB4年目の大谷は肉体改造が進み、今年は持てる才能をすべて出し切っている状態だ。二刀流としてのピッチングとバッティングの両方絶好調である。ピッチングの方は味方の援護がないので僅かに3勝止まりだが、防御率や奪三振率など、数字はすこぶる良い。それもさることなら、絶好調なのはバッティングだ。目下、23号のホームランをたたき出し、トップと並んでいる。その大谷のホームランは、以下のサイトで見ることができる。https://www.youtube.com/watch?v=jIOh61tVD8Y

この動画はホームランシーンばかり集めているが、ホームランが出た打席の全投球を見てみるのも良い。大谷はかなりマークされていて、上下左右の揺さぶりや落ちる球を多用するなど、決して甘い球は投げ込まれていない。そうした厳しいマークであっても、彼なりに工夫して、相手の勝負球を叩き潰してホームランにしているのである。1,2、3でパーンと打ち返すホームランはそう多くなく、討ち取りに行ったスライダー、チェンジアップ、スピリットなど、低めに沈む決め球を超高速スイングですくい上げて右中間や左中間に放り込んでいるシーンが目立つ。要するに、スタンドの一番深いところに打ち込んでいる訳だ。その球の伸び方が尋常ではない。本場アメリカも度肝を抜かれるパワーヒッターである。

最初は淡々と解説して、スタンドの客もそこそこ拍手していたが、18号を超えたあたりから実況のアナウンサーもスタンドの客もだいぶ態度が変わってきた。まぐれ当たりではなく、本物のスラッガーだというのが理解できてきたようだ。それも、ピッチングも一流だから、もう訳が分からない。ホームランを打ったときの実況は、

CRAZY!

INCREDIBLE!

MAGIC!

SHOCKING!

AMAZING! 

IMPRESIBLE!

UNBLIEBABLE!

の連続だ。しまいには形容する言葉がないとまで言っている。当然観客席は総立ちで、MVPをコールしている。まだ6月なのにMVPコールとは尋常ではない。目の前で毎日ミラクルが繰り広げられ、野球の魅力が極限まで広がるというものだ。大谷の活躍で、MLBが異次元の世界に入り込んでいるとも言える。誰もが無理だと思った二刀流が、遂に成就したのだ。

送り出した日本としては、とにかく怪我が気になる。怪我さえなく1シーズン終われば、野球伝道入り間違いない記録が生まれるからだ。26才という年齢も選手としてピークである。この絶好調な状態が何年も続くとも思えない。今年、何としても前人未到の記録を達成して欲しいものだ。

それにしても、張本が、「大谷は疲れて今後期待できない」と言っていたが、あのジジイは本当アテにならないな(笑)。 

2021年5月 5日 (水)

投打の二刀流でアメリアも沸かせて欲しい

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新型コロナウイルスで何も明るい話題がない中で、MLBでは大谷翔平で盛り上がっているようだ。日本としては、至宝の二刀流をアメリカに送り出してしまい、今では「レジェンド」になってしまっているが、日本で投げてよし、打ってよしの二刀流をやっている時は、それこそ国民全員が度肝を抜かれたものである。その類い希な肉体と才能を買われてMLBへ渡ったものの、肘の故障で手術を余儀なくされ、その後は2年ほどあまり情報が流れてこなくなっていた。しかし、今シーズンは怪我から回復して、シーズン冒頭から絶好調状態をキープできているようだ。

日本では剛速球の方がイメージが強く、打つ方は4番打者というほどではなかった。現在の大谷は完全に4番と言っても良いほどのスラッガーに成長している。加えて、あの剛速球とスピリットを繰り出すとなると、ピッチャーとしてもかなりの線を行っているかもしれない。そうなると、日本でも皆が「投手と打者の両方で成功するなんてあり得ない」と驚いていたのと同じことが、現在アメリカで起きているという状況である。まさにベーブルースの再来と捉えられている。

慶も長らくプロ野球を観ているが、バッティングやピッチングで頭一つ抜けた名選手というのは、いつの時代もいる。ある年代を切り取れば、その当時はレジェンドと言われた選手が必ずいるものだ。あるいはバッティングだけでなく、守備が良い、盗塁もできるとなると、10年に1人の逸材ということになる。しかし、バッティングとピッチングのどちらでも一流というのは、史上で1人か2人しか居ないレベルの話だ。昔、江夏豊が阪神に在籍していた時に、ノーヒットノーランを目前に見方の援護がなく、延長戦で自分がホームラン打ってケリをつけたという伝説がある。これとて、たった1日の二刀流活躍劇である。それほど、バッティングとピッチングの両方で実績を残すことは難しいのだ。大谷がMLBでどこまで通用するかは分からないが、短くても良いので、フルシーズン活躍して、日本球界とアメリカ球界の両方で伝説を残して欲しいものだ。

2021年1月28日 (木)

2020東京オリンピック・パラリンピックを開催するための最後の秘策

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新型コロナウイルスの収束が見えないなか、オリンピック・パラリンピックの開催に黄色信号がともっている。黙っていれば中止と言うことになるのだが、慶はアスリート目線で思慮すれば、何が何でも開催して欲しいという想いだ。通常オリンピックは4年おきに開催される。アスリートの選手生命は、だいたい16才から35才ぐらいまでである。20年弱の選手生命の中で、4年おきの開催なので、どんなに出場しても、4回ぐらいが相場である。これが1回飛んでしまうと、4回出るところが3回に減ってしまう。オリンピックの出場間隔が8年間というのは、短い選手生命を考慮すると致命的である。だから、選手目線で言えば、無観客でも良いので、「開催した」ということにした方が良い。観客収入は見込めないが、NBCの放映権料は確実に見込める。
ではどうすれば良いのか。いろんなハード・ソフト対策が想定されているのだが、要は選手村はガラ空きなのである。いつでも入れる状態にある訳で、日本は諸外国に比較すれば、まだ感染率は低く、割とクリーンな国である。ならば、予定より1,2ヶ月早く選手団に来日して選手村に入ってもらい、市中には一切出ないという条件で、オリンピック村で生活してもらうということだ。もちろん、選手村に入る前にPCRで陰性を確認してから入村するのだ。オリンピック村でのロジを担当する日本人も、決して市中にはでず、ずっと選手村に缶詰とする。選手村と競技会場の往復は絶対に安全なマイクロバスで行う。これで、選手村と競技会場の中だけは、開催当日まで清浄ゾーンが保たれるのである。理論的には、清浄ゾーンで生活するヒトと、非清浄ゾーンに生活するヒトの間で接触がなければ、何もおきない。もし心配なら、コロナだけでなく、インフルエンザやノロウイルスなど既存ウイルスの検査もすれば良い。それをクリアすれば、極端な話、選手村ではマスクも手洗い・消毒も不要だ。
開催まで報道陣が選手と対面してインタビューするのはダメだが、アクリル板ごしであれば自由とする。選手やロジの人たちが市中に出ようと画策するのもいるかもしれないので、出入口の監視は自衛隊担当とする。それでも出てしまった場合は失格ということで、国外退去だ。そこまでやれば誰もルールを破らないだろう。
それにしても、国も東京都も、こんな簡単な抜本的対策を思いつかないとは情けない。

 

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