« 岸田内閣発足後すでに84日間が経過 | トップページ | オミクロン株への対応が見えてきた »

2022年1月 3日 (月)

ダイコンで思うこと

Megaradise

2022新年おめでとうございます。新年1発目のブログがなんとダイコンネタで恐縮である。

ダイコン(大根)は日本人に馴染みの深い野菜だ。一説によると弥生時代には既に渡来していたようで、古文書にも「おほね」と書かれており、大根を訓読みしたのと同じだ。ダイコンが日本の野菜の中でも栽培量トップクラスの普及をみた理由はいろいろあるだろうが、火山灰を含んだ酸性土壌が多い日本の土地に良く合うということが大きい。気温の条件さえ満たせば、ダイコンが育たない土地はないと言っても過言ではない。とにかく栽培が楽勝だ。害虫もほとんど付かない。

栽培方法が進化して1年中食べれるが、ダイコンの旬は冬である。11月から3月ぐらいまで、1本100円とか格安で出てくる。ダイコンは生食や料理に多用されるが、加工される分も非常に多い。漬物は最も多い利用法で、江戸時代までの日本人の定番食事は、味噌汁、ダイコンの漬物、ご飯である。これにメザシでもつけば豪華な方だったという。

ダイコンのおいしい食べ方は色々あると思うが、万人がおいしいと感じるのはおでんのダイコンだ。おでんの具材で投票すると、このダイコンがトップにくる。ダシをたっぷり吸って、火が通ると適度にゼラチン状になり、適度な辛みが残って甘みが増しているおでんのダイコンは絶品である。油脂と肉食に飢えた西洋人には、3世代経験しても絶対に分からない和のテイストだろう。

こうしてブログでダイコンのことについて色々書いているが、慶は実のところあまりダイコンを買って食べない。ダイコンは、安い、うまい、日持ちがするという3拍子揃っているのにだ。好きとか嫌いとかいう話ではなく、あまりに労働者階級の野菜すぎて避けているのかもしれない。水分がほとんどなので、特に食うほどでもないかという感じなのだろう。ダイコン作っている農家には失礼ではあるが。

慶はダイコンでネガティブなイメージが残っている。それは大学生のとき、学生食堂で供されていたA定食だ。今は大学食堂もアラカルト方式で、いわゆる定食というものも、巷のレストラン同様、唐揚げ定食とかハンバーグ定食というものがほとんどだ。もちろん、慶の時代もそういうメニューはあったが、A定食、B定食、C定食という、いわゆる松竹梅の日替わり定食があった。もちろん、貧乏な慶は最も安いA定食が定番なのである。A定食というのは280円だった記憶がある。メインは白身魚フライ、メンチカツ、肉団子、ペラペラのチキンカツの類いが巡り巡って出ていて、これに必ず納豆が添えられていた。C定食なると肉炒めとか豪勢であるが、安いA定食は具材が貧相である代わりに、タンパク質の補給源として常に納豆が入れられていた。栄養士さんが考案したメニューなのだろう。この納豆だが、なぜがダイコンおろしがどっぷり乗っていた。このダイコンおろしが、とにかく辛い。たぶん、まだ品種改良が不十分な時代のダイコンだったからだろう。舌がヒリヒリして鼻水が出そうなほどなので、マスタードなど不要だった。この辛いダイコンおろしが乗った納豆がまずすぎて、ダイコンを長らく遠ざけていたのかもしれない。

しかし、このダイコンおろしのせ納豆は、今では慶の冬の定番メニューだ。過去の辛い思い出がフラッシュバックしているのかもしれないが、ダイコンおろしを入れると納豆の臭みと粘りが消えて爽快なリゾットのような風味になる。そう、品種改良されて、昔ほど辛くないのだ。これはこれでやみつきになる。すりおろしたダイコンは肉にも魚にも何でも合う。特に何も楽しみの無い冬に、ダイコンが格安で山積みされていると、この徹底すりおろし攻撃で適度な辛みによって寒さを吹き飛ばそうという気持ちになるのだ。

« 岸田内閣発足後すでに84日間が経過 | トップページ | オミクロン株への対応が見えてきた »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 岸田内閣発足後すでに84日間が経過 | トップページ | オミクロン株への対応が見えてきた »