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2021年11月 8日 (月)

とにかくマスクは偉大だった

Meltblown-sheet

新型コロナウイルスこと、SARS-CoV-2による世界的パンデミックがそろそろ終わりかけてきた様相となってきた。デルタ株の拡大でまだ感染者が高止まりの国もあるが、デルタ株の本場であるインドでは97%の人が抗体を持ってしまって、集団免疫ができあがってしまったようだ。日本人はワクチン接種効果なのか、ウイルスが弱毒化して感染しても症状がでなくなったのか良く分からないが感染者が激減して日常に戻りつつある。
ワクチンだ、治療薬だ、いろいろ言われているが、最も大事なことは、「マスクはワクチンと同じ効果」ということだろう。特に今回のパンデミックでは不織布マスクの有効性が着目された。どこかの小学生の自由研究ではないがウレタンも布も穴がスカスカでウイルスをブロックできない。不織布マスク、正式にはサージカルマスクは3層構造になっていて、内側にセットされている「メルトブローン」というフィルターがウイルスやその飛沫をブロックする本体である。
メルトブローンとは、ポリプロピレンを中心に各種熱可塑性ポリマーを積層させた極細繊維不織布のことだ。バインダーなどの添加剤がなく、軽い、柔らかい、多孔質という特性がある。使用済みマスクをハサミでカットしてこのペラペラのフィルターを手でちぎると、切断面が細かいギザギザになっていて、ものすごく細い細かい繊維が積層しているのが良く分かる。このフィルターには必要に応じて親水性や撥水性、帯電性の付与も可能で、各種シートを積層し、それぞれの性能を発揮する複合シートを作ることもできる。帯電性はフィルターに電気的に粒子をくっつけるという意味でも重要な機能で、これは布やウレタンには全く付与することができない性能だ。ということで、人肌に直接接する材質、さらには捕捉するのが最も困難なウイルスもある程度ブロックできるということで、家庭用マスクの材質としては申し分ない。布やウレタンマスクなど、足下にも及ばない。
ただ、不織布も万能ではない。特にフィット感は最も要注意で、隙間対策が重要である。この辺は生理用品と同じで横漏れが危ない。特に頬の所と鼻のところからどうしても横漏れしてしまう。テレビに出ている一般人を見ると、ほっぺのところが、「くの字」に折れて横からダダ漏れの人がいっぱいいる。安物の不織布マスクは立体構造をうまく作れないので、どうしてもこうなる。お医者さんなどは、マスクを装着したあとに、マスクの横に甘みを感じるスプレーを噴霧しながら口から息を吸い込んで、ちゃんとブロックできているかどうか確認している。
マスク1枚で感染症のリスクを劇的に下げて、それはワクチン接種に匹敵するとなれば、やらない理由はない。ワクチンを打ってさっさとマスクを外した欧米の国々は、リバウンドに悩まされている。日本人はワクチン打ってもマスクは外さないので立派なものだ。10月に入って感染者が増える感じが全くしない。ただし、去年も10月までは感染者が低空飛行だったが、11月に入ったら増加モードになり、年末にピークが来た。従って、11月に入ったらジリジリ感染者数が再拡大する可能性は十分にあるので、もうしばらくはマスクで対策ということになりそうだ。

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