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2021年9月18日 (土)

コロナ対策より権力闘争のまっただ中

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政権運営に行き詰まった管総理が政権運営を放り出した結果、総理大臣ポストに突然穴があいたものだから、自民党内は権力闘争にスイッチが入った。日本は議院内閣制なので、日本のトップである総理大臣を国民が直接選ぶことはできない。あくまで政権与党の中で、政権与党の都合による選出方法で総理大臣が選ばれる。過去には派閥力学、派閥の領袖による談合、金の力で総理大臣が選ばれ続けた。この自民党方式による長年の政治とその無責任運営ぶりに辟易した国民は、10年ほど前に野党に政権を委ねたが、民主党があまりにガラクタ過ぎて、結局元に戻ってしまった。
今回の自民党内の首相選出過程は、過去の流れとはだいぶ変わっている。安倍政権時代にたいした能力もなく数回当選した議員が相当数いる。この当選回数が少ない議員は、コロナ禍で与党が失政を繰り返してきた結果、次回の衆議院選挙で落選する危機に晒されている。自民党内の人事が当選回数で決まっている以上、失政を引き起こしたのは当選回数が多い上の世代であり、若い世代は政権運営に関与できていないのに、そのとばっちりで落選する。この世代間のどうしようもない不都合が従来の派閥力学にクサビを打って、機能しなくさせているのである。
いろいろ立候補者が居て、自民党も人材豊富だな思わせるが、結局のところは、上記世代間闘争が水面下で渦巻いていることに変わりない。特に2012年に自民党が与党に返り咲いた時の論考賞の面々(3Aや重鎮)VS自民党の改革派・若手の世代間闘争になっているのだ。前者のいわゆる守旧派は基本岸田議員(中心たる安倍元総理は高市議員支持)、後者は河野議員を担いでいる。河野議員は守旧派の代表格である麻生副総理の派閥に所属している。守旧派の親分の反対を押し切って総裁選に立候補しているのだから、それだけでも相当な冒険なのだが、3Aが抹殺したいぐらい大嫌いな石破議員に直接会って応援を要請した。どこぞの政治評論家が言っていたが、「河野はルビコン川を渡った」というほどの大英断である。
いずれにしても、4人候補者が立ったが、おそらく1回目の投票で総理に選ばれる候補者は居ないので、決戦投票に持ち込まれるだろう。その場合は、守旧派VS改革派・若手の一騎打ちになる。現時点で票は読めない。ただ、どちらが当選したとしても、今回は派閥の締め付けが弱まったことは事実なので、安倍一強の時代からすると潮目が変わってきたのかもしれない。なにより男性と女性の比率が50:50なったことは大きい。

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