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2021年9月14日 (火)

セルフレジの普及についてつらつら考える

Selfregistration

https://blog.goo.ne.jp/kanbow/e/76adf4b6e4b8fe647a188151b8a24aa0 より

 

元々日本は自販機天国だ。1970年代から自販機と店舗販売との間には明確な線引きがあったのだが、これが徐々に崩れてきて、現在は雪崩を打って自販機文化の核心である無人の装置に金を払うスタイルが浸透しつつあるということだろう。
最初にこの流れが起こったのは飲食店、特に麺類や定食をメインにしているお店で、入口で食券を購入するスタイルだ。これは人件費抑制という面もあるが、小規模店舗でクソ忙しい中で回転率を上げないといけない、しかも食の安全も担保する必要がある。そうなると、店員はできるだけ調理と配膳に集中して、会計には参加しないということが合理的な帰結となる。
次にこのスタイルが持ち込まれたのはガソリン給油だ。今やガソリンの給油はセルフがほとんどになった。ガソリンのように商品の質で差別化できない商品は単純に価格競争になってしまうので、人件費が徹底してコスト圧要因となる。結果として、会計も給油も全部セルフにしてしまい、できるだけ消費者に安く提供できるようにするしかない。こういう爆発物を客に直接扱わせることについて、安全第一のお役所はそう簡単に認めないだろうと思っていたが、あっさり普及した。おかげで日本全国どこに行ってもガソリンの価格差が少なく、安心して給油できる状態になった。ただし、スタンドの数は半減して、田舎の国道を走っているとスタンドが全然ないので心配になることがある。
そして、対面会計の牙城であったスーパーなどの小売店で、ついにこのセルフ精算文化が入り込んで来た。理由は、会計処理から、面倒な現金やカードの受け渡しを分離して自動化することで、コスト削減をするためだ。これも人件費抑制が背景にあると言える。そこには非常に殺伐とした風景があるのだが、これが浸透した直後に新型コロナウイルスのパンデミックが発生。スーパーは巣ごもり生活の中でどうしても外せない場所であり、ここでの感染拡大が懸念された。しかし、結果的にスーパーなどでの感染拡大はみられていない。特に店員の感染が少なかった理由として、このセルフ会計の普及が貢献した可能性は十分にある。現金ほど人の手でこねくり回されるものはないかだら。
ただ、支払いのみのセルフレジは支障ないのだが、商品も自らバーコードを通して会計する方法は非常に問題だ。とにかく停滞する。また、バーコードの読み取りトラブルが多いし、酒類は同じくエラーのようなメッセージで一時停止する。客自身に商品をスキャンさせるということで万引きのリスクが高く、客が不自然な動きをするだけでもエラーが出る。店員が通すレジとは、トラブルの発生頻度が桁違いなのである。非常にフラストレーションがたまる。だから、慶はできるだけ店員がスキャンするレーンを選ぶようにしている。
セルフレジもクリップや他の異物を誤って入れてしまうとすぐエラーとなる。現金精算ほど時間と労力をとるものはないのだから、基本はキャッシュレス化だろう。クレジットカードは事業者の手数料負担が大きいので、交通系カードのような気楽さでチャージや支払いができる方向に行けばいいのかなと感じる。

 

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