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2021年9月23日 (木)

エッセンシャルワーカーって訳せないな

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新型コロナウイルスことSARS-CoV-2がパンデミックを引き起こして以来、様々な外来語が押し寄せて来た。そのほとんどは日本語に訳することも可能だが、今回のように、世界同時に一気にコトが進むとそのままカタカナ表記でメディアやネットに広がることになってしまう。いくつか例示してみた。
・ロックダウン
・ソーシャルディスタンス
・クラスター
・オーバーシュート
・エッセンシャルワーカー
・パンデミック
・テレワーク
こうした風潮にワクチン接種担当大臣も、「クラスター=集団感染、オーバーシュート =感染爆発、ロックダウン=都市封鎖ではダメなのか」と提言したほどである。しかし、実態としてはそのままカタカナで使用されている。その背景は、日本語で微妙なニュアンスまで含めて正確に言い換える言葉が見つからないためだろう。
例えば、オーバーシュートという言葉は「行き過ぎる」「度を越す」などの意味があり、何かが過熱・集中しすぎて手が付けられない状態になることを意味する。金融証券用語から派生して使われるようになったので、わかりやすい日本語が存在しないのだ。そのまま意訳すれば、「感染爆発」、「制御不能状態」ということになるが、パンデミックとの違いが良く分からない。良い日本語が見当たらない。
このリストの中でも、一番困るのがエッセンシャルワーカーである。直訳すると「必要不可欠な労働者」と言う表現だが漠としてイメージがわかない。ロックダウンが行われている中で、社会活動を最小必要限回すのに、どうしても必要な仕事(労働者)と言う意味で使われているのだろう。警官などの公務員、病院や消防、学校、スーパー販売員や清掃業者などを意味しているようだ。ただ、いくらロックダウンとは言え、基本的に労働に不必要なものはないのでどこで線引きしているのかハッキリしない。どうしても休めないあるいは在宅勤務ができるかできないかで分けているような感じである。
日本が西洋化した明治時代に、日本の知識層は英語の和訳に大いに知恵を絞った。中国の故事から新たに2文字熟語を作ったのだ。経済や競争や文明という言葉はその時代に編み出された。改めてグローバル化が進んでいる今の時代は、再度明治にやった新しい2文字熟語を創世する努力が必要ではなかろうか。

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