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2021年8月25日 (水)

シャカタクShakatakuの衝撃

Shakataku-night-birds

1982年の夏過ぎに、イギリスで一風経路の変わった楽曲がヒットチャートの上位に躍り出た。フュージョンバンドのシャカタク(SHAKATAKU)がリリースしたNight birdsである。当時ロック、ポップス、R&Bが中心のヒットチャートに、いきなりフュージョンという、いわゆる喫茶店のBGMのためにあるような分野のバンドが入って来たので驚いた記憶がある。なお、フュージョンというのは「融合」という意味の英語である。音楽分野では、ジャズから派生した他の音楽との境界領域を攻めたものを言うようだ。まあ当時の扱いとしては、「ジャズ崩れ」という感じであった。

Night birdsの和訳歌詞を以下に示す。

風に乗りながら
夜を突き抜けて飛んでいる
夜鳥は美しい翼で
都市の明かりに向かっていく
暗い空を突き抜けて
ゆっくりと鳥たちは降りてくる
再び夜に向かうために
夜鳥はその日に別れのキスをする

このNight birdsもそうだが、シャカタクの基本はベースの小気味よいカッティングと8ビートのリズムに乗せて、生ピアノと爽やかな女性コーラスがさりげなく絡み合うという、実に大人の楽曲となっていた。その傑作群はNight birds、Invitations、Stranger、Easier said than done、Dark is the nightあたりだろう。ロックは汗臭く、ポップスはちょっと前の日本で言うところのジャニーズやAKBよろしく商業的で実質中身がない、R&Bは黒人色丸出しでクセが強い、という、ヒット曲はどれもどっちつかずの状況のところに、いきなり上から高尚でしかし親しみやすい楽曲が突き刺さった印象を受けたものだ。
あれから39年の月日が過ぎて、もうシャカタクのメンバーも既にもうろくする年齢でほとんど活動していない。しかし、当時シンプルだがクオリティーの高さで度肝を抜かれた楽曲群を聞き直してもみて、39年経過しても全く時代の経過を感じさせないレベルをキープしている。39年経っても錆びない曲を、39年前に衝撃を持って聴かせてもらったということで、今更ながらメンバーにはお礼を申し上げたい。

 

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