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2021年6月12日 (土)

良く分からないが毎回サミットに参加する日本

G7cornwall2021


現在イギリスの保養地であるコーンウォールでG7が開催されている。コロナ禍で対面式の開催が行われていなかったが、今回2年ぶりの対面式開催となる。今回の主要議題は当然ながらコロナ禍から如何に早く脱却して、経済を元に戻すか、またワクチン外交の主導権を中国やロシアに握られないように結束するあたりだろう。ウイルスをばらまいた中国は押さえ込みに成功して、輸出を加速させ、しかもワクチン外交も熱心だ。南米の国などはどこも中国製ワクチンばかり打っている。まさにマッチポンプとはこのことである。

さて、そもそもG7とはなんぞやという人も多いだろう。G7は、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の7か国のことである。元々はG5をベースに発展してきた会議だ。第4次中東戦争を引き金とした第1次オイルショックで先進国の経済はガタガタになった。これを受けて、フランスのジスカール・デスタン大統領が呼びかけて、西側先進国の首脳が集まって話し合いを行う場を設けたのだ。学校でも主要先進国首脳会議、通称サミットと習ったものだ。アメリカ、イギリス、フランス、日本、西ドイツの5か国が構成メンバーとして招聘された。当時の工業化された経済大国にお声がかかったわけだ。まだ日本は経済発展の途上であったし、白人クラブとは一線を画していたのでお呼びがかかるかどうか微妙な立場ではあった。実際G5の前に開催された1973年の財務大臣会議には日本が当初呼ばれていなかった。日本を加えることを提唱したのは、アメリカのシュルツ財務長官だったと言われる。

第1回の首脳会議は1975年フランスにて開催されている。しかし、この時、ドイツが入っているなら自分も入れて欲しいとイタリアがゴネて会議に無理矢理乗り込んできた。ということで、実際はG6でスタートしている。まあ、呼んでもないのに割り込んで来るとは失笑ものだ。そのイタリアは毎回サミットに参加しているものの、とにかく陰が薄い。その翌年、イタリアが入ることで欧州偏重になっていると今度はアメリカがごねてカナダを参加させ、現在のG7となっている。今のアメリカからは想像つかないが、日本やカナダを入れて欧州とのバランスを取ることを常に考えていたのである。アメリカも変わり果てたものだ。

このサミットにおいて、1970年代に西側諸国を襲った石油危機への対応などが話し合われ、一定の成果を収めた他、冷戦下において西側先進国の結束を高めることに貢献したことや、石油危機以外にも経済面や金融面から一定の成果を収めたことなどから、その後も現在に至るまでサミットが毎年開催されることとなっている。一時はロシアも加えたG8でやっていたが、ロシアはやっぱり侵略・専制国家でまずということで外されており、現在は「民主主義」「人権」「法の支配」「言論・表現・報道の自由」といった価値を共有する国家にメンバーを固定しているという感じだ。もちろん、途上国などから見れば、西側のブルジョア国家の閉鎖的なクラブのようなイメージなのかもしれない。ただ、世界中の問題を話し合うためには既に国連という常設の機関があるので、G7は上記の価値観を共有する経済大国が主導する会議という位置づけで何ら問題はなかろう。国連だと常任理事国がG7構成国VS中国・ロシアで完全に対立しているので何も決まらない。

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