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2021年3月14日 (日)

新型コロナウイルスの第4波を如何に抑えるか

Uewtancotton-mask

日本国内で新型コロナウイルスが本格的に広がり始めたのは2020年の2月末であった。それから1年あまり経過したことになる。この1年間の間に、夏の第2波、冬の第3波と度々コロナ攻撃を経験している。第3波がおさまり、現在医療従事者を中心にワクチン接種が進んでいるが、国民の大半がワクチン接種を受けるようになるには、秋頃までかかる。その間に、まだまだコロナの脅威におびえ続けなければならない。

たった1年であるが国民もコロナ疲れとなり、最近はコロナ慣れまでしてしまっており、第3波は気の緩みが全開となって、かなりの規模の感染拡大となった。問題はこれからである。これまでの様々なデータを眺めると、1人の感染者が何人の人に感染させるかという、実行再生産指数と人の往来・密接度は完全に一致しているようだ。要するに、人が集まれば感染が広がるという、非常に単純な構造で国内の感染者数が上下しているのである。飛沫の中にウイルスが大量に含まれ、これは吐き出されたら下に落下するか、空気中を漂って無限に希釈される。だから近接した距離でウイルスを浴びないと早々には感染しない。その感染を左右する最低距離は1.5~2.0 mと言われている。しかし、不特定多数の人が近接する室内や電車の中でこの距離をとることはできず、その代替措置としてマスクの装着、飲食や会話の制限が推奨されているということだ。

コロナウイルスの感染拡大を防止するための手順は完全に分かっているのだが、どうしても全国での感染者数が1000人/日を切ってくれない。この原因は、感染者が少なくなった現状でもまだ感染している人の行動を見れば分かる。なんだかんだ言って、接待を伴う夜の街での飲食、大規模なホームパーティー、カラオケなどが原因となっている。また、そうした行動をする人は、そもそもコロナ感染に対して人ごと、無頓着で、むしろ世の中がコロナコロナとやかましいので迷惑だと考えている。

これは日本に限ったことではなく、他の国では自制しない連中がゴロゴロ居る。いわゆる民主主義国家では個人に自制を強制することはできないのである。過料や罰金をとっても程度の差があるだけで、ゼロにはできない。中国のように統制社会ならゼロも不可能ではない。いずれにしても、そうした非協力的な人々が国民に占める割合から逆算すると、感染者1000人/日まで抑えるのが限界なのだ。

それならば、この限界を見据えた上での対応が必要である。慶は大胆な提言がある。いま医療従事者や高齢者に対して先んじてワクチン接種を行うという方向性で進んでいる。それはそれでいいのだが、本当に社会全体の感染を広げたくないなら、この「非協力的な若者」へまず先んじて接種する方が長期的にみて全体の感染率を下げる効果が高いのではないか。そんなことは、専門家が数理モデルで計算すればすぐ分かることだ。ちゃんと自粛して外での飲食などを控えている人たちは、変異型が出ようが何しようが感染するリスクは低い。高齢者施設などは、従業員の検査を義務付ければ制御できる。時短営業に協力しない接待を伴うお店などの店員や客に、入口で待ち構えてワクチンを打つ。個人の行動履歴から「あなたは危険です」などとは断定できないが、そういう店に来る人は間違いなくスプレッダーに違いない。制御できないという前提で、そこを徹底して潰す方が合理的な筈なのに、日本人は前例ばかりに囚われて、合理的には考えない民族に成り下がってしまった。

さて、1年前の第1波は、3月20~22日にかけての3連休と桜の満開が重なり、どっと町中に人が出て感染拡大となった。今年は3連休もなく、昨年の教訓で花見で人が集まらないように声かけが行われているので、去年ほどの密にはならないだろうが、既に卒業・卒園式で街に人が出始めているのは分かる。夜の飲食ができない分、昼の外食が盛んになっているが、感染させるリスクという意味で、結果は同じだ。間違いなく4月を中心に第4波が来るだろう。この第4波も既存の対策で乗り切るしかないのだが、慶はマスクでまだまだ十分な対策ができていないと考える。高価なコンピューターシミュレーションで飛沫の飛散防止効果が動画で出ているが、実際にくしゃみなどをしている人から漏れている映像とはかなり違う。計算条件が一定で材料だけ変えているからアテにならない。またマスクの装着率が100%に近い日本では、飛沫を出す側の対策はもう十分できているので、あとは吸い込み率を下げる努力が必要だ。マスクの材質に関しては、不織布がダントツで、布やウレタンはエアロゾルをブロックすることはできない。不織布は中に空気清浄機のフィルターに近い細かなフィルターが入っていて、しかも静電気を帯びているので電気的にもトラップできる。布やウレタンはエアロゾルに関してフィルター機能はないに等しく、電気的にもトラップできない。「いちおうマスクを付けている」という既成事実やおしゃれ感覚で布やウレタンマスクを人混みで装着するのは防御の観点からは無駄だ。不織布マスクは供給過剰で安いのだから、それに切り替えて欲しいものだ。

 

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