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2020年7月23日 (木)

家庭用カレーをデラックスにする基本裏技(必読)

暑くなってくると、ジャワカレーのTVCMではないが、カレーを食べたくなる。暑くなると、手っ取り早く飯を食って、スカッとなりたいからだ。別に手っ取り早く食べるならラーメンでもうどんでも良いのだが、汁物よりカレーの方が、より簡単にサクサクと食べれる気がするからだろう。

さて、物価は過去30~40年間、給与収入に応じて上昇し続けている。例えば、この30年間ずっと同じブランドのお菓子やアイスは、すべて値段が1.5~2倍になっている。ポッキーもポテトチップスも、ガリガリ君も、皆値上げされている。そうした中、慶が思うに、生卵とカレーのルーは、この30年間価格が全く上昇していない食材ではなかろうか。例えば、市販のカレールーのうち、低価格帯のものを見わたすと、固形量140~150g、8皿分で、100~200円である。1皿分に換算すると、たったの12~25円と格安だ。もちろん、、これより何倍も高い高給ブランドもあるが、価格差ほどに味の違いを感じない。これは間違いなく物価の優等生である。

消費者の多くは、既存のカレールーに、各自好きなスパイスや具材を追加して、味をグレードアップさせている。ルーのみは基本の味付けであり、それだけでは不十分と考えている家庭が多いのが実情である。

慶が子供の頃は半ドンと言って、土曜日は登校日であり、昼で終わっていた。土曜日は登校日なのに、給食がなかった。給食センターのおばちゃんたちは高給取りの公務員の身分だったのに、土曜日は給食を作っていなかった。ということは、先んじて週休2日制だったのだろうか?それを言うと、じゃあ子供たちが夏休みの時に先生たちは何をしていたのかという話にも波及するので、それは別途検証することにしよう。さて、かつての土曜日は会社も学校もあるのに、少なくとも学校では給食が出ない。午後丸々余っているので、その状態で学校帰りに友達の家に寄ると、まずは昼飯ということになり、そういう時の多くがインスタントの袋ラーメンかカレーが用意され、くっついてきた慶にもお昼ご飯としてこれらが振るまわれるのである(感謝感謝)。しかし、貧しい家庭の友人宅へ行くと、カレーがレシピより相当に水増しされている関係で、ご飯の上にかけたルーはすべてご飯の間を抜けてしまい、ベージュのご飯の上にわずかなジャガイモとニンジンだけが乗っかって、肉もなし、という悲しい映像が広がっていた(今で言うところのカレーリゾットだ)。いや、少なくとも30年前の家庭用カレーはレシピ通りに作っても、カレーの臭いはしても、小麦粉と油の食感が支配する、安物だったのだ。カレーのルーはその頃からすれば同じブランドでも相当グレードアップしているものの、こうした過去の悲惨な家庭用カレーから逃避すべく、如何に追加のスパイスや具材を入れるか、レシピより若干濃く調整するかが、各家庭の腕の見せ所となっている。

慶は具材で工夫するのではなく、追加の調味料の塩梅で裏技としている。使用する追加調味料は以下の通りである。
・ソース
・味噌
・醤油
・コショウ
・スライスニンニク
・砂糖
・鶏ガラスープ
・クレープ
・赤ワイン
・シナモン
・クレージソルト
・重曹

他、巷で良く使われているチョコレート、バター、インスタントコーヒー、ケチャップ、ヨーグルトは使わない。乳製品をあまり入れると焦げが出て苦みが出やすいことと、ケチャップやヨーグルトを入れると酸味のコントロールが難しいからだ。ヨーグルトの代わりにクレープを少しだけ入れるところ、苦み(コク)の代わりに、コショウとシナモンと赤ワインを追加する、酸味を消すため、重曹をちょっとだけ入れるあたりがオリジナルという感じである。とにかく、安物のカレーにコクと深みを出すというのがポイントである。また、マイルドさを添えるのに砂糖と鶏ガラスープは貢献度が大きい。

ただ、これだけの調味料を足すのも結構大変だ。こうした細かな調味料さえ入れるのが嫌だという面倒臭い人もいるだろう。そういう人にお勧めなのは、甘口の焼肉のタレとコショウを多めに入れると、手っ取り早くグレードアップできる。

具材では特に工夫はしていないが、スライスタマネギを念入りに焦げないように煎ってルーに溶かし込むことができれば、それが最も効果的で上品なカレーになるだろう。しかし、家庭用カレーというのは、手間を掛けずに作れることがポイントである。どうしても、この煎りタマネギを使いたいなら、多めに作って小分けにして冷凍しておくしかないだろう。

それにしても、日本の家庭用カレーは、家計のお助けだけでなく、お母さんも助ける存在だ。刻んだキャベツにスライスしたトマトやゆで卵を添えてサラダとし、あとはどっぷりカレーで十分にディナーとなる。これで2日間、冷凍してさらに1日追加できれば、相当な家計・家事節約効果となる。2日連続カレーは結構お父さんや子供たちに敬遠されるかもしれないが、最近大阪で流行っているボタニカレーとかを真似ると、2日目も新鮮な気分で食べることができる。サラダ部分を切り替えてワンプレートにしただけであろうが、それでも見た目は相当に違う。

家庭料理で、ラーメン、うどん、丼ものといった簡単なものは、ほぼすべて休日のランチメニューだ。カレーだけが、堂々とディナーのメインディッシュになり得る。このカレーは家庭だけでなく、外食でも、給食でも、社員食堂でも、国会食堂でも、さらには自衛隊の艦隊や潜水艦の中でも大人気メニューだ。これだけ日本の食文化に溶け込んでコスパも最高のカレーに、文化遺産登録をすべきではないだろうか。

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