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2019年6月10日 (月)

SF映画も作家も予言できなかったスマートフォン

2001年宇宙の旅など、1960年代から1980年代にかけて、多くのSF映画が製作されている。宇宙を漂う宇宙船やら、他の惑星の上に展開する宇宙基地、レーザービームを連発する武器、情報化社会やロボットに縛られる奴隷のような国民などなど、30年、40年先の未来が克明に描かれている。まだ空飛ぶ自動車は現れていないが、ドローン技術を応用すると、それも不可能ではないようだ。しかし、どの近未来を描いたSFものであっても、2019年現在我々が日々使っているものを一つも予言できていない。それはスマートフォンである。

SF映画における未来の連絡手段は、相変わらず有線の電話か、テレビ電話である。テレビ電話は誰でも予測できるが、タブレット方式のスマートフォンは無理のようだった。いや、体に電話を身につけて歩くようなシーンさえないのである。いくら特撮に凝っても、こういう日用品を予言できないようでは、人間の想像力というのは、しょせん限定的なのかもしれない。ただ、SF映画のプロデューサーの想像力不足を嘆くより、スマートフォンを発明したスティーブ・ジョブが宇宙人過ぎることを褒めた方がよいのかもしれない。

それにしても、近未来予測もネタ切れ感が漂う。車が電気モーターや水素に変わっても、外観も走りも変わらない。動力が変わっただけである。それこそ、Back to the futureのように、ゴミを入れて核融合でも引き起こして空を飛ばない限り、未来感は出てこない。飛行機などは完全にこの30年間デザインが進化していない。船に至っては何も変わらない。電車もバスもみな同じだ。テレビも液晶になって薄型化しただけ。ドローンが出てきていろいろ活用範囲が広がっているが、これとてラジコンの延長版である。

しかし、ネット革命は確実に我々の生活を激変させてきた。第4次産業革命はネット革命である。既にインターネットでパソコンやスマートフォンが繋がることで各種の革命が起きているが、今後は上記の交通機関や日用品と映像が完全にネットを通じて連動する。車の構造は同じでも、運転する必要はないので自動車学校はなくなるし、バスも電車も無人だ。これはSF映画でも予言されていたことではあるが、それが数年もすれば現実のものになるかと思うと、ワクワク感が止まらない。一方で、大失業時代に、今の働く世代はどうやって家族を養うのか、大いに心配である。

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