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2018年9月 5日 (水)

ニンニクのダンピングで感じる中国バブル崩壊

近くのお店で買い物をしていたら、写真のように中国産のニンニクが8球入って100円と投げ売り状態だった。普段でも3球で100円ぐらいで売ってあることはあるが、8球とは驚きだ。一般的に野菜は仕入れ価格の2~3倍ぐらいで売られているので、このニンニクを中国人が日本へ輸出する時は、8球で30円程度のものだ。これで果たして利益が出るのかと首をかしげてしまう。国産の青森の大玉ニンニクなどは、1球が200円以上する。
ニンニクの栽培はとても簡単だ。自宅でもプランターでできる。病害虫もほとんど問題とならない。しかし、このニンニクはとにかく栽培期間が長い。秋口に植えて、冬の間はほとんど伸びずに茅のような青葉のまま。春先に急激に伸びて、収穫は5月から6月である。植えてから収穫まで8ヶ月以上かかる。こういう栽培期間の長い野菜は、基本的に高いのが常である。いくら中国の物価が安いとは言え、1株4円そこそこの売り上げで利益がでる訳がない。
こうしたダンピングが実際に行われているということは、中国国内が過剰生産状態で、かつ売り先が飽和している証拠であり、恐らく国内需要が縮小しているに違いない。中華料理の材料として重要なニンニクが余っている。需要が縮小しているのは、中国人が財布の紐を緩めている証拠に違いない。
実際に中国人観光客は相変わらず怒濤のように押しかけているが、炊飯器や家電製品を爆買いする様子はすっかりと鳴りを潜め、ドラックストアで化粧品や日用品を買い込む程度である。客単価が大きく下がっている。慶も中国人がドラックストアで、一度の買い物で2~3万円とか爆買いしているのをしょっちゅう見てきたが、大した宝飾品もせず、身なりもしょぼいデブ中国人が、クレジットカードで高い化粧品やコンドームを箱買いしているのをみて、よくこれでクレジットカードが発行できるものだ首をかしげていた。結局のところ、日本のバブル期と同じで、投機目的で購入した不動産を担保にしてカード発行を受けているので、土地と建物を転がすバブルがはじけた瞬間、中国人は突然大借金持ちに転落するに違いない。そして実際にシャドーバンキングや国営銀行に不良債権が溜まってしまい、実に懐かしい響きであるが、「貸し渋り」が激しくなっているそうだ。
そういう伏線で見ると、少しでも借金を減らすために、手持ちのものを投げ売りするのは当然であろう。しかし、株とマンションを投げ売りすると、爆買いの起爆剤となっているクレジットカードも無効となるので、毎日資産価値が目減りすると分かっていても、株も土地も持ち続けるしかない。元のクレジットカードなしの生活には戻れないのである。真綿で首を占めるように、今の中国はミンスキーモーメントに突入しているのだろう。
中国共産党というのは、資本主義のおいしいところだけ吸い取って覇権主義に利用しようとしている。見えざる手を否定して、見える手で資本主義の悪いところを再構築するということなのかもしれない。しかし、経済が良いから国民の不満も噴出していないが、皆が借金持ちになって貸し渋りも激しいとなれば、手許の株やマンションなどの資産はただの負債と化す。借金持ちの返済にはクレジットカードは使えない。その時に、大衆が黙って泣き寝入りするのだろうか?中国のバブル崩壊による大混乱が不可避の中、共産主義国家のお得意の情報秘匿や徳政令で逃げ切ろうとするのだが、歴史的に絶対に個人は助けない。暴動が起きて戦車で踏み潰すことはもうできないから、一体どういう解決策を考えているのだろうか。
Chinesegarlics


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