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2017年7月25日 (火)

『ラ・ラ・ランド』で思い切り泣いた

Lalaland

クレジットカード会員特約で、映画鑑賞券の割引券が送られて来た。毎日仕事に追われているのだが、偶然時間が空いていたので、これも何かの巡り合わせだと思って久々に映画鑑賞に出かけた。たぶん20年ぶりの映画鑑賞である。

さて、何を鑑賞しようかと思案する訳だが、結局悩んだ時は同じ値段でも少しグレードの高い方がよいだろうとのミーハー気分で、『LA LA LAND』にした。 本作品は2016年最高の映画だ。第74回ゴールデン・グローブ賞ではノミネートされた7部門すべてを獲得、第89回アカデミー賞では史上最多14ノミネート(13部門)を受け、監督賞、主演女優賞、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞、美術賞の6部門を受賞した。 これだけ評判の映画だけあって、冒頭からすごい。ロサンゼルスの都市高速道路上で、渋滞による完全停止状態のところから、ミュージカルのダンスが始まる。ナント、冒頭の4分強ぐらいのシーンがワンカット、それも50人近いキャストが入れ替わり立ち替わり出てくるが、全くのノーミスでタイトルカットまでたどり着く。どれだけ練習したのかとぞっとするようなインパクトのあるシーンだ。

以後は主役のミア(演:エマ・ストーン)とセブ(演:ライアン・ゴズリング)の偶然の出会いから始まる春夏秋冬の巡るような1年を集約している。ミアは女優志望、セブはジャズピアニスト志向である。どちらも売れそうになっては相手を邪険にし、ケンカとなり、また思い出してひっついたりと男女の恋物語が繰り広げられ、最終的にはミアが抜け出して大女優になって棄てられるという物語となっている。ストーリーとしてはたわいもないものだが、でも男女関係のアップダウンはこの映画の魅力である。

○パーティーやロスの夜景をバックに初デートをしながら踊るシーンでのエマ ストーンの黄色のドレスが目に映える。結局この映画のおかげで黄色の洋服が流行色となった。 ○絶品の美人でもないエマ ストーンの変幻自在な役どころが飽きさせない。 ○最後はアメリカ映画には珍しく、甘酸っぱい感じで、ハッピーエンドではない。 ○セブの上げチンぶりがさみしげではかなさを感じる この映画を見ていて思ったのが、ハリウッドの映画人の「俺らが世界一だ!」という自負が如実に表れているということだ。特撮ではなく、ワンカットのシーンを延々と入れてくることで、「分かった、もういいよ」という気分になる。 この映画は一言で言って、「オトナの映画」である。ミアに棄てられて、しょぼいジャズ喫茶で演奏している負け犬のセブが偶然出くわすのだが、一言も会話もなく、最後のウインクだけであった。もちろん、大女優に成長したミアと、「俺は昔あいつとつきあっていた」などといったゲスな自慢話は絶対にせず、墓場に持って行くだろう、それがオトナの男女関係というものだ。 この映画をみて、やはり男の慶としては、自分にセブを重ねて涙してしまう。もちろん、自分の人生でこれほど情熱的な恋をした経験もないし、上げチンをやった記憶など皆無だが、それでも気持ちは分かるのである。大の中年が映画館を出て涙目をしていて情けなかったが、良い作品を観れて良かった。

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