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2015年10月23日 (金)

柑橘系の王様レモン

実りの秋になると、栗やイモなどいろんな収穫物が目白押しであるが、柑橘系も目白押しである。柑橘系が好きな慶は、スダチ、カボス、ユズなどと和食(魚介類や鶏肉との組み合わせ)で秋の到来を愉しんでいる。また、温州ミカンも冬のスイーツとして定番である。こうした「国産柑橘系」が総掛かりでも叶わない柑橘系の王様がいる。そう、レモンである。あまりに日常にありふれたレモンだが、意外にその素性については知られていない。
まず原産地を言い当てることができる人はほとんどいまい。日本で売られているレモンは専らアメリカ産ばかりなので北米大陸と言いたくなるが、ナント原産地はヒマラヤである。紀元前から地中海や中国に伝来して、現在我々が食しているレモンは改良品種である。
レモンは世界中でおよそ1400万トンも生産されている。日本の主食である米の生産量が770万トンなので、その倍量が世界で生産されている。国内の温州みかん生産量は90万トンなので、レモンの生産量が桁違いなのは数字だけで良く分かる。
オレンジやグレープフルーツは生食なので外すとして、生食を目的としない柑橘系の中でレモンがダントツ生産されている理由としては、やはりその栽培の容易さ、果汁の多さ、食味の良さであろう。レモンは多少温暖で日照が一定量あればどこでも栽培できる。インドや地中海やカルフォニアで生産されている理由は良く分かる。また、その果汁の多さは他の柑橘類と比較して卓越している。香りが弱い割には苦みが弱く、利用の範囲が広い。国産のスダチ、カボス、ユズは香り高いが苦みも強く、用途が限られてしまう。レモンのようにジュースや調味料、料理やスイーツの付け合わせなど、「何でもござれ」状態は早々にない。また、保存性が高いことも見逃せない。冷蔵庫に入れておけば、1ヶ月以上全く変化がない。果汁のpHが2もあり、希塩酸に近いぐらいだから、当然細菌が繁殖することさえできないのである。
市場に出回っているレモンのほとんどはアメリカやメキシコ産であるが、国産もがんばっている。国産の生産量は6600トンあり、シェアは広島県で51%、隣接する愛媛県で24%となっていて、これで国内生産量の3/4を占める。栽培されているのはいわゆる「しまなみ海道」周辺の島嶼部である。意外と知られていないが、レモンは瀬戸内海を代表する農産物なのである。
Lemon_japan
        広島県のホームページより転載

慶が好きなレモンの食べ方は「蜂蜜漬け」である。薄くスライスしたレモンをタッパに入れて、蜂蜜(金がない時はガムシラップだが)を垂らして2日ぐらい冷蔵庫に入れておく。そうすると、若干しんなりとなり、レモンから出た果汁とシラップが打ち消し合って、適度な酸味と甘みと皮の香りと苦みが混じり合い、極上スイーツとなる。今では運動時の水分補給はスポーツドリンクであるが、慶が中高生の頃は、このシラップ漬けスライスレモンが運動部の休憩時のエナジーチャージ食として定番であった。クエン酸と糖分が補給されるので、科学的にも疲労回復の効果があることはいうまでもない。普段だと眠い朝の起き抜けにこれを何枚か食べると一気に目が覚め、口臭も吹き飛び、食欲も出るのである。

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