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2014年9月 8日 (月)

日本以外では難しいマイバック運動

いまどきの主婦は、マイバック持参で買い物に行くのがほぼ常識である。多くの自治体において、レジ袋の配布に課金する懲罰的な条例が作られたせいで、消費者がマイバック持参を強いられている。持って行くのを忘れて追加料金を課金されると、「畜生、面倒だな」と思いつつ、結果としてレジ袋の消費が減れば、ゴミも減るし地球環境にも良いのだから、まあ仕方ない。そういう心境であろう。世界的にみても、レジ袋は有料化、削減される傾向にある。
それにしても、レジ袋、すなわちポリエチレンの袋は便利である。あれだけ薄くて軽くてもしっかり商品を包み込み、なかなか破れない。希に経費削減でペラペラの袋もあり、牛乳パックを入れただけでも裂けてしまう、”どうしようもない”材質もあるものの、ほとんどは破れない。また紙袋と違って濡れても耐久性は変わらないし、口を縛って包めば、どんなゴミでも溢れたり臭いが漏れたりすることもない。まさに万能袋である。
日本ではマイバック持参でスーパーなどに買い物へ行き、お会計が終わったらそのバックに商品を詰めて帰るのが普通だが、こんな国はむしろ珍しい。慶も外国に出かけた時は、スーパーで食材を調達するのだが、まず入口で警備員に呼び止められる。売り場にバックを持ち込んではいけないというのだ。すなわち、売り場には財布だけ持って、原則手ぶらで入らないといけない。そのために、入口付近にはロッカーや手荷物預けのカウンターがあるし、警備員が目を光らせている。そう、日本以外では、客は必ず万引きするという性悪説で運営されているのである。
お客様は神様であるという日本人の商道徳からは信じがたい対応だが、実際に万引きをする人は日本でも少なからず居るので、嫌疑をかけられるぐらいなら、この性悪説のルールに従った方が良いという考え方もある。しかし、この手ぶら入店の最大の欠陥は購入した商品を詰めた後に、マイバックを引き取るためにテクテクと歩き、それから詰め替えなければならないことである。実際に商品から目を離してバックを引き取りに行くことはできないので、要らないのにレジ袋を利用することになる。いわゆる万引き犯が居なくならない限り、未来永劫マイバック普及運動は無理なのである。
よく日本の常識は世界の非常識と言われるが、安全や環境のコトを考えれば、日本方式をどんどん採用した方が良いと思う。万引きのリスクのために警備員を高いカネで雇うより、防犯カメラで徹底監視した方が良いのではないか?

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