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2014年8月10日 (日)

レタスでボロ設け農家

世界じゅう、どこに行っても3食必ず出てくる野菜は何か。それはキャベツ、レタス、トマト、タマネギ、ジャガイモである。ニンジンやズッキーニも出てくるが、最初に挙げた5つは必ず世界じゅうどこでも常食されている野菜だ。今回はこの中で、レタスについて述べてみる。
この常食されている野菜のうち、葉物であるレタスとキャベツはとても食べやすい野菜である。この両者が嫌いな人に出会ったことがない。アクも繊維も無く、生食でも食べやすい。このレタスとキャベツを比べると、キャベツは若干食感が固いので、千切りにして食べないとちょっとしんどい。一方でレタスはそのままバリバリ行けるだけでなく、洗って手でちぎってサラダにすることがほとんどだ。「手軽に野菜を食べる」というコンセプトからすれば、レタスの上を行く野菜はない。従って、レタスはどこにでも出てくる、誰もが喜んで食する、野菜の王様である。
Retuse



そんな野菜の王様だが、我々が考える以上に供給体制は不安定である。レタスはあれだけ人気があり、一年中食べられているのに、キャベツ、大根、白菜ほどの割安感はない。いつもレタスを手にすると、「ちと高いなぁ」と思う。理由は色々あろう。痛みやすいために賞味期限が短いとか、体積の割に食べるとすぐ無くなるとか。しかし割安感を感じられない最大の理由は、レタスを食べたい時期に、値段がとても高いからではなかろうか。レタスのシャキシャキ感と適度な苦みは、どうしても夏に食べたくなる。しかし、レタスは暑さに弱い野菜で、日本の夏のように高温多湿で熱帯雨林と変わらないほど熱い気候では栽培できない。そうすると、一番食べたい夏場に品薄になってくると、高いレタスが野菜コーナーに鎮座していて我々の頭を悩ましてくれるのである。
下の表は東京卸売市場に入荷するレタスの県別出荷量である。これを見るまでもなく、夏は長野県産(ほとんどが川上村)のレタスが市場を席巻する。その長野県産レタスは割高だ。従って、夏になる→レタスを食べたい→高い→長野県産という連想ゲームが発達し、長野県=暴利という図式ができあがる。
Lettuce_tokyo_market




実際に長野県のレタス農家は恐ろしく高収入であることは有名で、サラリーマンの重役クラスである年収1千万というのはザラである。この夏場の端境期を制して暴利を得ているレタス農家が生き残れる理由は、「高原栽培」である。標高が高くて冷涼なところに広大な農地を持っている長野なら、クソ暑い日本の夏でもレタスが栽培できる。それだけのことである。地の利は技術では解決できないので、この長野のレタス農家が暴利を稼ぐ状態は延々続きそうである。

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