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2013年12月24日 (火)

スイーツの奴隷

「起きて半畳、寝て一畳」という言葉があるが、人はこれだけでは生きていけない。「天下取っても二合半」というように、食事も必要である。また裸で冬を越せない。よって、「衣食住」の3点セットが揃うことで最低限の生活が確立できる。この食事であるが、巷ではご飯や副食の話よりも、専らスイーツばかりが注目されている。しかし、スイーツなど生きて行くのに必要なものではない。三大栄養素とビタミン、ミネラルがあれば人は一生生きていける。砂糖とクリームの固まりなど基本的に不要だ。こんなものばかり毎日食っていたら、確実にカロリーオーバーによる肥満、糖尿病、動脈硬化に血栓発生を誘発するのは当然だ。しかし、これが人を魅了して止まない。
何故に人は甘い物の虜になっているのか。このメカニズムは完全に解明されている。甘味は脳を直接刺激し、脳内麻薬物質が増大して快感や幸福感をもたらす。要するに、薬物中毒と同じ現象が起きているのである。それだけ、人は甘味という味覚に極めて敏感なのだ。ではなぜ、こんなに甘みに敏感なのだろうか。
うちの職場にはいわゆるフリーライダーと呼ばれるダメ社員がいるのだが、ダイエットと称して、昼飯はバナナやミカンだけを食っている。そんな食事で労働力がみなぎる訳がないので、だからお前は穀潰しだと突っ込みたいのだが。まあそれはさておき、彼の言い分では、バナナやミカンだけでも十分に満足感が得られて、ちゃんと食事した気分になるそうだ。机の上に果物を拡げてむしゃむしゃ食っているのを見ていると、ほとんど動物園のサルやチンパンジーの食事風景と同じである。そう、人はサルから進化していて、サル時代は果物を食っていたのである。だから、甘味に敏感なのは、サル時代の名残なのである。一度DNAに組み込まれてしまった味覚というのは、動物として進化しても頑固に残るものである。この甘味に対する執着心が、人のスイーツ好きの源流だと思う。
慶は基本的に甘みはチョコレートだけに絞っている。それも、肉体的、精神的に疲れた時だけ。甘味が麻薬と同じであることは良く分かっているから、そんなむやみやたらに食べない。果物は最初から避けているし、やたらと砂糖が入ったジュースや缶コーヒーも飲まない。この誘惑に負けると、間違いなくアメリカ人の体型になるのである。連中は毎日ジャンクフードを炭酸ジュースで流し込んで、最後は甘ったらしいケーキをバカ食いしているので、とてつもなくデブだらけだ。スイーツ奴隷の成れの果てと言える。

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