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2013年10月10日 (木)

改めてLEDすごいです

室内の照明を通常の電球と交換して既に2年近く経過した。全く切れることもなく、明るさも変化なし。蛍光灯は徐々に色あせたり、チラチラしたり、暗くなったりするが、LEDは変化がなく安心だ。箱に寿命が4万時間と書いてあったので、1日に6時間使用した場合で計算すると、18年間は持ちそうだ。1480円で購入したので、1年あたりのコストは82円。白熱電球と購入費用は変わらず、電気代は1/10だから、何も問題はない。そもそも、これから成人病などのリスクが高まる年齢になるので、果たして18年後まで生きているかどうかが問題である。もはや、通常の照明について、LEDの前に出るモノはない。

Led_light_white

LEDは最近出てきたように思っている人がいるが、実は昔からある。慶はプチオーディオマニアだった時があり、その時のオーディオシステムの表示は専らLEDであった。電源スイッチを入れた時のランプ、音量メーター、チューナーの受信度を示す表示、ありとあらゆるところにLEDランプが埋め込まれていた。まさにそれこそ、オーディオ製品という証だったのである。その当時のLEDは赤か緑一辺倒である。チューナーの受信だと、目的の周波数に同調していないと赤だが、同調すると緑に変わるとかいうのもあった。時代はいつかというと、1980年代の前半のことである。いまから30年も前の話だ。
そんな古くからあるLEDが、何で最近になって取りざたされるのか?これは青色ダイオードが世に現われたからである。照明にLEDを使う場合は、光の3原色、赤、緑、青の3色が必要である。この3色さえ揃えば、世の中のすべての色が表現できる。特に白い光は最も重要であるが、これは青色ダイオードが発明されて初めて実現したのである。この青色ダイオードが登場するのに、25年以上の歳月がかかった。
既に有名ではあるが、この青色発光ダイオードは、日本の化学会社、日亜化学工業株式会社の1技術者、中村修二氏(現カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)が開発した。徳島の田舎会社に居ながらアメリカ留学をし、社長決裁で3億円の開発費を得て研究に没頭し、発明後は退社・渡米して大学教授に就任、発明対価として元の会社を訴えて8億円の大金を得た変わり者である。一応当人の著書によれば、あらゆる困難に立ち向かい、未開拓分野のブレークスルーをもたらしたヒーローとの自己評価であるが、田舎会社で好き勝手にやって、最後はさっさと出て行くというところを見ると、まず日本社会では評価されない人材である。日亜化学工業も複雑な想いだろう。結果がすべて、カウボーイを好む西欧社会では良いのだが、過程を重要視する日本社会では正直辛い人材である。外人は「サムライ」とか言って評価するかもしれないが、サムライはこんなに自己中で攻撃的ではない。むしろ職人階級である。それでも、青色ダイオード開発に火を付けて、現在の実用化路線を切り開いたことは間違いない。アジテーターとしての評価は十分になされるべきである。

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