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2013年4月17日 (水)

瀬戸際外交また有効か

ここに来てしつこく仕掛けてくる北朝鮮の挑発行為について、慶は大いに心配していた。何しろメディアは、北朝鮮国内で各種イベントが目白押しである4月10~15日の間に、挨拶がてらミサイルを打ち込んでくるという観測を示していた。当然であるが、実際に自衛隊も米軍もこれに最大限の警戒を示していた。しかし、本日まで、北朝鮮に何の動きも見られない。どうも口だけ番長だったようだ。
北朝鮮にしてみれば、これは長期的なゆすり、たかりの一環である。今のところ、口だけの脅しが有効になっているから、ミサイル発射をもう少し先にとっておこうという戦略に違いない。すなわち、例の瀬戸際外交が効果を示していると判断しつつあるのだ。それは何故だろう。推測ではあるが、アメリカの国務長官が中国、韓国、日本に派遣され、一見一歩も譲らないという強気な素振りを示しつつ、しきりに「交渉の扉は開いている」と繰り返している。ここがポイントである。すなわち、交渉する余地があるという言葉尻を見逃さず、「ゆすり、たかりがまたできる」と考えているのだ。北朝鮮はアメリカを動かせる、直接交渉できるという担保が欲しくて挑発行為をしているだけなのである。
中国は北朝鮮にアメリカが進駐することは嫌だし、北朝鮮が核武装することも望んでいない。だから、アメリカに、北朝鮮を攻めないで欲しいというのは前から条件として提示している。その中国を盾にして、北朝鮮は貰うモノは全部貰ってやるぞとゆすり、たかりを仕掛けている。そういう国際情勢の中で動いている話である。
北朝鮮にしてみれば、アメリカと常に対等外交を展開し、自らの国体を保持することが最も大事な国是である。アメリカ民主党は元々中国ベッタリの弱腰外交である。カーター元大統領などを呼びつけて厚遇するのも、民主党政権ならいくらでもネゴシエーションをできると踏んでいるからだ。親が甘えかすから、子供がどこまでもダダをこねている状態に相当する。従って、またぞろ北朝鮮のペースでしばらくは進むことになる。瀬戸際外交がまたしても有効であることを露呈してしまった。残念である。アメリカ民主党の外交力の無さには反吐が出そうだが、日本民主党もだいたい同じだったから、あまり批判はできまい。しょせん労組に担がれた視野の狭い政権はどこもこんなものである。
こういう時、日本に求められているのは独自外交である。北朝鮮は、韓国も日本もアメリカの属国であり、こいつらと交渉するより、直接アメリカとやった方が早いと見下している。確かに、そういう一面はあながち外れていない。日本は、独自に北朝鮮を脅したり空かしたりできる、別ルートでの外交力を持つべきである。元料理人としかチャンネルがない程度だから、相手に足下を見られるのである。もっと相手の懐を切り裂く独自の外交力を持って欲しいものだ。

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