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2013年3月 7日 (木)

お気に入りの駅弁: じゅうじゅう亭

ちょっと前に空弁のところで崎陽軒の「シウマイ弁当」がお気に入りであることを紹介した。年末にも東京に出かける用事があったが、やっぱり復路でこれを買い求めてしまった。何度食べても美味しい。そうなると、空弁だけ紹介しても不釣り合いなので、歴史のある駅弁の方も触れておかねばならない。
しかし、実のところを言うと、慶は駅弁をあまり購入しない。理由は高くて美味しくないから。どうせ冷えて高い弁当を食べるぐらいなら、駅の中に入っているコンビニで普通の弁当を購入してレンジで暖めて貰った方が絶対に良い。価格は半分でお腹の膨らみは同じだ。何よりご飯が温かい方が嬉しい。駅弁で腹が立つのは幕の内弁当である。1,050円が基本なのだが、「これで千円取るか!」というほどショボイ。全然創意工夫の跡が見られないのである。本来幕の内弁当は弁当の王道であるべきなのに、根菜や豆類主体で、メインの具材が小さい塩サバとかで、明らかに利益を得ようと前のめりになっている。これでは顧客のニーズを捉えることはどだい無理だ。
また、ご当地弁当というのもほとんど成功していない。理由は簡単だ。地元産の名産品を使うと高くつく。しかし価格を千円台の前半に収めようとすれば、ボリュームがどうしても小さくなる。だからご当地駅弁で成功している例はほとんどないと言っても過言でない。
要するに、駅弁自体がよそ者旅行客から何とかして金を落としてもらおうというスケベ心で満ちあふれているのである。ここは原点に立ち返り、地元の人が普段食べる素朴な弁当で、かつ地元の人が気軽に買える値段で提供することを望む次第である。駅の場所は特定しないが、実際に駅のお土産コーナーに、地元の人を対象とした350円弁当を販売しているところがあった。卵焼きや煮物、鳥つくねの串焼きなど、本当に地元の安い食材で立派な弁当に仕上がっている。白い発泡の容器でラップ巻きなので見た目はショボイが、手作りで地元食材、何より安いのである。これなら旅行客でも満足するのである。非日常より、日常の延長で駅弁も提供して欲しい。
前置きが長くなったが、慶がわずか数個しかないお気に入り駅弁の一つをまず紹介する。新大阪駅や京都駅で売られている「じゅうじゅう亭」である。ネーミングは安直で価格も850円。駅弁としては安い方である。フタを開けると、ステーキ弁当風になっている。他の付け合わせはコロッケぐらいで、とにかく肉を大きく見せてボリューム感を出すことに専念していると言えよう。しかし、侮ってはいけない。何とこのお肉、4枚重ねになっているのである。どうせ1枚と思っていると、2枚目、3枚目が出てきてビックリする。恐ろしく肉がてんこ盛りなのである。

Juujuutei_bento

また味付けも良い。脂身が少ない赤身の牛肉を薄切りにし、醤油にリンゴと赤ワインをふんだんに使って味付けされている。油が少ないので意外にさっぱり、しかし肉の味が濃厚である。この味が染みた肉汁を、下に敷いている煮キャベツがちゃんとトラップしてくれている。何とも言えない一品である。旅の疲れで空腹感が絶頂になり、「ああ何か食いたい」という時に、慶は迷わずこの弁当を購入する。いつ食べても期待を裏切らない、愛おしい駅弁の一つである。これを食べてビールを飲めば、もう幸せそのものである。
しかし残念ながら、販売場所が限られている。東京や名古屋で売って欲しいのに、なぜか新大阪と京都の新幹線コンコースだけ。もしかしたら出血サービスで儲かっていないのかもしれない。もしそうなら、いずれ消えて無くなる可能性もある。もしこのブログを読んだ方がおられれば、是非ともこのじゅうじゅう亭を積極的に買って、販売中止にならないよう、貢献して欲しいと思う。

JR東海パッセンジャーズの駅弁・商品のご案内
http://www.jr-cp.co.jp/products/details.php?p_no=92&area=03

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