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2013年2月25日 (月)

北海道にハブ空港を作るべきだ!

慶も北米やヨーロッパに出かけた経験があるが、飛行機で9~12時間という長距離移動は実にしんどい。1時間でも2時間でもこれを短縮したいという想いは、日本人だけでなく、日本やアジア各国を目指す北米人やヨーロッパ人でも同じ想いだと思う。特に東京や大阪が最終目的地ならそれでも問題はないが、日本の他の地域、あるいは日本と同時にアジアの他の国々への移動となると、かなり面倒である。
いま東アジアの航空路の結節点となるハブ空港は、もっぱら香港国際空港か韓国の仁川空港、南周りならシンガポールとなっている。下手をすると、日本から外国に行く場合に、仁川経由の方が便もよければ価格も安いなどということが多い。しかし、飛行機に乗ってみた人なら分かると思うが、北米発にしろヨーロッパ発にしろ、最初にアジアの姿が飛び込んで来るのは北海道だ。空路から見れば、北海道がアジアの玄関口なのである。そこからさらに1~2時間かかって、成田、関空、仁川などが姿を現す。
今どこの飛行機会社も激しい価格競争に晒されているので、できれば人口の少ない都市への直行便は避けて、ハブ空港での乗り継ぎに活路を見いだしたいというのが本音だ。ただ、東アジアのハブ空港として、仁川空港や香港国際空港を眺めると実は中途半端だ。はるばる北米やヨーロッパから飛来し、トランジットで乗り換えても、最終目的地まで1時間ちょっとでついてしまう。トランジットとは言え、わざわざ1時間程度の乗り換えのために降りてしまうのは面倒だ。それよりも2時間早めにトランジットして、30分余計にフライトした方がまだましである。
そうなると、東アジアの玄関口を北海道にして、ここから燃費の良い中型機で香港、中国、韓国、日本国内、あるいはシンガポールやマレーシアなどへのフライトを行うハブ空港として位置づけてしまえば、世界中の航空業界は前のめりで参入してくる筈だ。ロケーションの良さは技術では絶対に克服できないのである。北海道は、そうした絶好のロケーションにある。ヒトだけではなく、貨物の需要も相当にあるだろう。
しかし、戦後60年経過する未だに、北海道をハブ空港として整備しようという機運は、日本政府はおろか、北海道自身にも見当たらない。戦略性ゼロの証である。北海道民は、大地を耕すことだけに執着し、毎日上空を通過する膨大な国際機を見て、あれに商機を何にも感じないのだろうか。よそ者から見ると、その鈍感さに歯がゆい想いばかりがする。
ハブ空港の条件は広いロケーションと24時間開業である。また天候も安定している必要がある。また、ハブ空港を抱える都市自身も、それなりの国際都市でなければならない。そういう位置づけで言えば、北海道のハブ空港は新千歳空港周辺しかあり得ない。あるいは季節風による降雪被害を回避することを考えれば、もう少し南に下った苫小牧沖あたりも候補地である。この国際ハブ空港-新千歳空港-札幌市内まで、降雪に強いリニアで結ぶのである。アジア、ヨーロッパ、北米の連結点が北海道となり、ここに世界中の人が一時的とは言え滞在する。単なるトランジットだけで空港の外には出てこない人が大半だろうが、一部は空港を出て1泊し、温泉やスキーや北海道グルメを楽しむことだってできる。空港の近くには洞爺湖や支笏湖などの絶景も広がっている。北海道はそれだけの魅力を抱えた土地である。元々開拓民の子孫だから、よそ者が大挙して来ても、どさん子のおおらかさなら何ら気になるまい。
ネットで調べると「北海道航空・港湾研究会」という組織があって1999年から活動しているようだが、セミナーばかりやって何も具体的なアクションは起こしていない。10年活動して具体的なアクションがないものはやっても意味がない。ここは民間に任せた方が早い。その民間も都心の外れに田舎者や中国人相手のしょうもない、どうせ潰れるアウトレットモールなどをボコボコ作っているようではダメだ。日本の企業体は新千歳周辺に集合し、中部国際空港と同じように、民間の力でここをアジアのハブ空港として整備するぐらいの勢いでやってみてはどうか?

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