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2012年12月 7日 (金)

もやしに感謝

野菜ほど1年間で価格変動の大きな食材もない。露地物がドカドカ出荷される時は値崩れして安いので財布は痛まないが、高い時は悲鳴が上がる。価格形成の主体はレタスやキャベツなどの葉物野菜なので、雨が降らない、日照が少ない、猛暑だと一気に値上がりして手が届かなくなる。
こういう事態が生じた時でも食卓に野菜は必要である。ゴボウやレンコンだけでは辛いものがある。その時の救世主はモヤシだ。とにかく安いし、価格も供給体制も安定だ。タネを発芽させただけの野菜、すなわちスプラウトなので天候に左右されない。野菜が値上がりした時は流石に売り切れが続出するが、値段が上がることは滅多にない。安定性がある。これは強力な強みだ。もし慶が農業をやるなら、モヤシ栽培以外念頭にない。露地での野菜栽培など、農薬が無ければ害虫や野鳥に食わせるためにやっているもんだ。せっかく栽培した野菜が害虫やカラスやヒヨドリなど野鳥の餌食でみるも無残な姿になった時の悲哀と怒りは相当ものだ。モヤシはその心配がサッパリないから安心である。

Moyashi

Egg_moyashi

ところでモヤシは3種類あるそうだ。大豆のモヤシは豆の部分がでかいから直ぐに分かる。この大豆モヤシのキムチは慶の大のお気に入りである。写真のように付け合わせの野菜が貧弱な時はこれを添えると色が映える。これに加えて2種類あるらしい。言われて見て気がついたが、緑豆のモヤシとブラックマッペのもやし。見分けのポイントは豆の部分で、前者は薄い緑色の皮が若干残っていて、後者は黒い皮が残っている。前者は太く短く、後者はヒョロリと長い。昔は黒い皮と茶色のヒゲが伸びた後者が大半だったが、最近は短い緑豆タイプが多いようだ。現在はモヤシの洗浄技術が向上し、食感が悪い皮とヒゲ(絶対に歯に挟まる)が丁寧に除去されている。また、長さが実に良く揃っている。昔は長いのと短いのが混在していて、短いのはモヤシ特有の渋みと臭みが強いし、筋もしっかりして食感も悪かった。すなわち、不揃いであったのだが、今は極限までヒョロヒョロと伸びっきっていて臭みも筋も弱く、それでいてシャキシャキとした食感はちゃんと維持されている。栽培技術が向上し、お見事の一言に尽きる。
しかしモヤシにも難点がある。一番困るのは日持ちがしない。冷蔵庫で3日持たない。スプラウトは水っぽいので、傷みが早い。モヤシだけは、週末の買いだめが効かず、近くのスーパーでチョコチョコ買い足すしか無い。当然だが冷凍も無理。また意外と知られていないが、モヤシはあらゆる食品の中でも細菌の付着量が桁違いに多い。よって生食は厳禁だ。できれば少し水に浸して洗ってから調理した方が良い。あと水っぽいという言葉とおり水分がほとんどで、ビタミンやミネラルなどの栄養成分は微々たるものだ。そうすると、「モヤシを食べてヘルシー」とも言い難い。もちろん低カロリーだから、その部分ではヘルシーかもしれない。
慶はモヤシはまだまだ需要を喚起できていないと思う。コンビニ業界にお願いしたいのは、是非1食分のモヤシを販売して欲しいこと。モヤシはちょっと欲しくなった時に、肝心のスーパーは閉まっていたり売り切れていることが多い。コンビニならいつでも買うことができる。自炊派には生で売ってもらうと有り難いが、ナムルのように加熱・味付けして、色々使い回せる形態でもいい。要するに、今のコンビニではモヤシが手に入らないのである。せっかく深夜営業で1日に何回でも品揃えを追加できるのだから、モヤシぐらい取り扱って欲しいと思う次第である。

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