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2012年11月13日 (火)

人気のサーモンどうですかね

回転寿司の好きなネタをアンケート調査したところ、「サーモン」(48.7%)と答えた人が最も多く、次いで「マグロ赤身」(45.3%)、「エビ、甘エビ」(42.7%)、「イカ」(37.1%)、「中トロ、大トロ」(32.2%)と続いたそうだ。上位5位に、海産物の定番である筈の、タイやヒラメ、カツオ、ブリ、アジ、サバ、イワシなどが姿を現さないことに驚いた。この上位の並びをみて感じたのは、1)小骨がないもの、2)軟らかいもの、3)臭みが弱い、という共通項が浮かび上がる。そうなると、寿司の基本であるコハダやアナゴなどは、もしかしたら最低順位かもしれない。また高級なウニが出てこないのは味のせいか、価格のせいか、少々気になる。いずれにしても、日本人の魚の嗜好が大きく変わりつつあるようだ。
トップに出てきたサーモンとは、基本的にアトランティック・サーモン(タイセイヨウサケ)のことであろう。ノルウェー産とチリ産が回転寿司を席巻している。昔はこんなオレンジ色の刺身など出回っていなかった。この十数年ぐらいで急速に市場に出回るようになってきた。慶は嫌いではないが、油っぽく、かつ水っぽくので、1~2貫食べるともう飽きる。しかし、隣のカウンターの子供などをみると、確かにこればっかり食っている。

Atlantic_salmon

このアトランティック・サーモンのうち、特にノルウェー産のものが高級とされている。最も脂が乗っていて、冷凍ではなく、冷蔵で出回っているからだ。ネットで調べると1キロあたりの価格が2,000円ぐらいするとのこと。この値段は高級魚のマグロやトラフグに匹敵するレベルとのこと。おいおい、こんな魚に高い値段払ってどうする。それも養殖魚だぞ。
この魚は醤油に垂らすと一気に脂が飛び散る。それだけ脂が乗っているということだ。食感だけならマグロの大トロと同じで、これが人気の秘訣なのだろう。肉の霜降りもそうだが、脂分のまったり感をオイシイと感じる世代は、間違いなく生クリームやチーズやアイスなど、高カロリーのものを好む傾向がある。もっと赤身や白身のさっぱりした魚や、イワシやサバなど味が濃厚な青魚を食べる習慣をつけないと、味覚が退化してしまい、最後はマヨラーのような狂った味覚を持った人が続出するような危険性を感じる。
まあ、それでも外人みたいに肉ばかり食うよりは、まだサーモンとしてちょっとは魚を食っている現代っ子はまだ見捨てたものではないかな。

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