« 惚れたぜダルビッシュ、見損なったぞドジョウ総理 | トップページ | 消費税を上げるまえに論議しておくべきこと »

2012年1月27日 (金)

ラーメンを考える3

『チェーン店なのに革命的なラーメン』
ラーメンも個性を売りに全国展開する店がいくつかあるが、その中でも突出しているのが「天下一品」と「味千拉麺」だろう。どちらも個性が強いので好き嫌いがハッキリ分かれるが、お店はどんどん広がっている。
まずは天下一品。最近はシルシルミシルなどで紹介されているから、割と有名なラーメン店であるが、平成に入るまでは、関西中心にしか展開していなかった。発祥は京都である。「餃子の王将」と「天下一品」は京都の学生街から育った企業である。従って、京の雅な雰囲気は一切無い。天下一品ラーメンの特徴は散々語られているが、再度慶からも評価したい。

見た目は豚骨ラーメンのようだが、どうも違う。かなりスープの味は豚骨ラーメンから変質している。とにかくドロドロだ。麺だけ食べてもスープが半減以下となる。まるでつけ麺みたいである。加えてスープが温い。この時点でかなり多くの客が「生理的に受け付けない」と脱落する。それを乗り越えると今度は味と香りだ。何か色々入って変な臭いがする。ガツンと来ず、あまりおいしそうな臭いがしてこない。それに反して味は濃厚でうま味がある。味はこのラーメンをやみつきにさせる特徴を持っている。一体何が入っているのだろうか。実は持ち帰りバージョンがあるから、成分表は当然公表されている。

食肉(鶏肉、鳥骨、鳥皮)
野菜(玉葱、人参、土生姜等)
チキンエキス、調味料(アミノ酸など)
原料の一部に豚肉、大豆、小麦を含む)

豚骨ベースであなく、鶏ガラベースのようである。また鳥皮が入っていることから、とろみと獣臭の主犯であると思われる。またすり潰された野菜が入っているのは分っており、成分表を見なくとも、タマネギとニンニクとショウガは特定できる。リンゴも入っている気がするが特定できない。さらに、調味料と書いてあるが、白味噌とゆで卵の黄身も入っている感じだ。他にも色々入っているが分らない。これらが入れば当然ドロドロになるだろう。お好みでニンニクや辛子味噌も入れるそうだが、入れると濃厚すぎて死にそうになる。いずれにしても、完食すると胃がもたれ、胸焼けすることはほぼ確実だ。そのことも想定して、店内には「生理的に受け付けなければお代は返却します」と張り紙があります。慶は胃もたれするものの、ファンの一人である。

天下一品はなぜだかゆで卵が食べ放題だ。学生街から発展したお店なので、貧乏学生のスタミナ源としてサービスしているのかもしれない。当然欲張って2~3個食ってしまう。ラーメンは個性的であるが、定食ものの他のメニューはしょぼい。この店は徹底して女性客に背を向けた店のような気がする。今後もその路線で突き進んで欲しい。
次は味千拉麺。これもまた個性的だ。熊本発祥だから当然正統派豚骨スープかとおもいきや、やたらとニンニク臭い。「千味油」という成分不明の調味タレ(オイル)が入っているという。焙煎ニンニクベースのオイルであることは見て香った瞬間に明白である。熊本ラーメンはだいたい焙煎ニンニクを浮かべるのが伝統であるが、味千拉麺はその量が半端ではない。まるで「ニンニクそば」である。日本人は基本的に肉料理以外でニンニクを排除するので、このラーメンは全国区にはならない。豚骨さえ苦手な関東・東北の人にとっては、忌み嫌うべきラーメンだろう。

Ajisen

しかし、この焙煎ニンニクがあまり後を引かないのである。生ニンニクはかなり刺激的であるが、焙煎ニンニクは香りは強烈だが、味はそれほど舌を刺激しない。加熱されているからそうでもないのである。最初は「ちょっと..」と思っていて、食べる度に深みにはまって行く。さすがにアジアで大成功を収めているラーメンだけあって、誰にでもわかり易い旨さとなっている。ニンニクを日常的に料理に使う外国人には馴染めるラーメンだろう。この誰にでも入り込めるという意味では、先ほどの天下一品とは対極にあるラーメンである。味千拉麺は外人好みの豚骨とニンニクの組み合わせなので、この先色んなところで羽ばたく可能性が高い。

« 惚れたぜダルビッシュ、見損なったぞドジョウ総理 | トップページ | 消費税を上げるまえに論議しておくべきこと »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ラーメンを考える3:

« 惚れたぜダルビッシュ、見損なったぞドジョウ総理 | トップページ | 消費税を上げるまえに論議しておくべきこと »